2年前の記事の再掲・一部加筆です。
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ある患者さんから電話があり
当時、勤務していた先の
看護師が対応してくれました。
主治医は某大学病院。
でも、紹介状は今かかっている
免疫療法・温熱療法のクリニックからもらってくるとのこと。
入院は難しい緩和ケアということも説明したうえで
兎に角、痛みを何とかしてほしいということでした。
外来にいらっしゃいました・・・
消化器系のがんをお持ちでオキシコドンを内服していました。
紹介状を見ると
大腸蠕動促進する緩下剤が入っていませんでした。
いやな予感がしました。
患者さんに入ってきていただくと・・
とても顔色が悪く、やっとのことで歩いていらっしゃる様子でした。
腹部全体に痛みがあり、すでに嘔吐していました。
左の下腹部に硬い腫瘤が触れます。
便塊でした。
がん性腹膜炎とオピオイドによるイレウス一歩手前でした。
(つづきます)
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主人が併発した病名であります。
あんなに恐ろしい一言は、私の人生44年間で、聞いたことはありません。
どうか、腸閉塞になりません様に。