今日の大宮での教育講演はとても貴重な場でした。
聞きに来てくださった方には、薬剤開発の方や研究職
大学院生といった薬剤師さんが多かったと聞きました。
臨床にいる方 +++++++++++++++++++ あるといいのに・・ 非ステロイド性抗炎症薬の(持続)皮下注が出来る製剤 できるだけ、ルートなど取らずに最期まで・・ アセトアミノフェンやNSAIDsの皮下注射が可能なもの。 便秘のないオピオイド いや~まだまだ、いくらでもほしい薬剤は沢山あります。
医師、看護師の方々、「こんな薬剤があればいいのに・・」
って思うこと沢山ありますよね。
どんどん伝えていきたいものです。
望みを実現してくださる方が沢山いらっしゃるのだと実感しました。
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と、緩和ケア病棟にいたときも今も思うもの
唯一のNSAIDsロピオンは静注のみ。
消化管がんが多い日本人はNSAIDsの坐薬が使えない方も多く
末期になるとこのロピオンの投与のために
末梢血管を確保せざる終えないことが生じてきます。
ところが、末梢血管障害を起こしやすい薬剤なので
特に、化学療法後の患者さんは末梢血管がつぶれてしまい
このために、中心静脈栄養カテーテルを
入れなくてはならなくなってしまうこともあります。
なんて思っていても、症状コントロールのために
IVHをいれざる終えなくなってしまうなんて・・
ロピオンのために退院が難しくなる方もいます。
在宅で最期を迎えたいと思っていたのに・・
などということも生じてしまいます。
できることなら、一回注射したら1週間は注射しなくても
効果が持続するようなものがあったら
本当にいいなあと思います。
在宅でも過ごしやすいでしょう。
その他、ビスフォスフォネートの皮下注・・海外にはあります。
抗炎症作用の強いデカドロンなどの1週間効き続けるような注射。
抗うつ薬の坐薬や皮下注もできる静注薬
抗精神病薬オランザピンの坐薬や皮下注もできる静注薬
(せん妄のみならず脳転移の嘔気にも効きます!)
ガバペンチンやケタミンの坐薬や皮下注もできる静注薬
これが無理なら下剤とオピオイドの合剤
(誰か量調整がっていってたけれど、錠剤のmgに必要な最小量とすれば錠数が増えれば下剤も増量になるし・・)
今書きながら思いましたけれど
2週間1回で効果が継続するような製剤
いえ、週1回でも3日に1回でもいいです。
そんな製剤があるとすごくいいのではないでしょうか。
認知症の方の症状緩和も在宅でも可能になりそうです。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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このほかに私がほしいものが3つ・・・
フェンタニルパッチの1.25㎎ もしくは半面貼用しやすいように、ライナーが真ん中で割れている(湿布のような感じ!)しかも、ライナーの取り忘れがないように、ライナーに色をつけていただきたい!
もう一つは、しゃっくり止め! いろいろ使ってもなかなか苦労しています。時には柿の蔕が一番効いたりもしますが・・・
最後に
フェンタニル注のもっと濃いもの。量が多くなってくると1Aが2mlなので直ぐに皮下の限界が来てしまいます。このために末梢留置やIVHなんてこともありますので・・・
デュロのレスキュー剤,一度原液1mlを舌下させたらよく効きましたがゼリーみたいなのがあったら.
注射の濃いものは大事ですね。
私は、フェンタ原液舌下は今まで行ったことはありません。ちょっと勇気が・・
しゃっくりには刺激的な液状のものなら煎じなくても効く事もあるようです。濃いプロポリスがよく効くと言っていた患者さんいらっしゃいました。強烈な味がしゃっくりを止めてくれるのだそうです。