緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

緩和医療学会 広報委員会企画

2015年06月16日 | 医療

今週の金曜日から日本緩和医療学会学術大会です。


会場は、パシフィコ横浜

その金曜日 第1日目

NHK エデュケーショナル 科学健康部 専任部長の

坂井かをりさん を演者にお招きしています。





坂井さんは、

NHKエデュケーショナルの番組プロデューサーとして
「きょうの健康」「NHKスペシャル」「BSドキュメンタリー」などで
NHKの医学・医療番組、医療特集番組制作を
ご担当されてきました。

2014年から現職でいらっしゃいます。

著書の岩波新書の「がん緩和ケア最前線」は
今なおよく売れている緩和ケアの先駆け的な本です。





マスコミの中で、もっとも緩和ケアをわかっていらっしゃる方だと私は思っています。

実際に緩和ケア病棟を取材され、
足を運び、良いところも悪いところも
見ていらっしゃり、
私がかかわった番組等の問題も共に考え、
感じてくださった方です。






6月19日(金) 11時~12時半

第5会場-3 
(受付の上3階です。 会議センター3F)

広報委員会企画
緩和ケアを社会へ広げる~学会としての広報のあり方を考える~

・緩和ケアは共通言語になったのか
 坂井かをり (NHK エデュケーショナル 科学健康部)

・がん相談支援センターの活用と、がん相談外来の設置を
 五十嵐 昭子 (NPO法人 支え合う会α)

・緩和ケアの啓発・普及活動について考える
 ~新宿オレンジバルーン・フェスタから見えてきたもの~
 金子 健 (慶應義塾大学病院 薬剤部・緩和ケアセンター)

・緩和ケアを地域・社会に拡げる:ソーシャルワークのミクロ・メゾ・マクロの視点から
 田村 里子 (WITH医療福祉実践研究所 がん緩和ケア部)


座長は、広報委員会から私と厚労省委託事業から下山理史先生です。




マスコミから、坂井さん
一般市民、患者会の代表として
五十嵐さんがお話しくださり、
広報委員会の委員2名が
それぞれの立場から話してくれます。

がん対策基本計画が終了するのが
2017年の6月。

ここまでを一つの区切りとして様々な活動が続けられています。

緩和ケアの啓発は、
ずっと課題でした。
学会としては、委託事業がその役割を担っていますが、
早期から、診断時からの緩和ケアが主体となっており、
本来の緩和ケアの普及は、どうあるべきなのかという疑問は、
常に、学会に投げかけられています。

ただ、まあ、そうした硬い目的より、
学術大会の場に、
坂井さんの知恵や
患者さん方を招き入れたかったというのが本音です。

パンフレット一つ作ろうと思っても、
はて、さて??と
戸惑われたこと、ありませんか?

何か、私たちの日常のヒントがきっと、
こうした方々の話に、宝物のように
そっと含まれているような気がしたのです。

是非、足をお運び頂けると嬉しいなあと思います!!


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