30代前半のユミさん(仮のお名前です)は、胃がんでした。
結婚して早々に診断され
お子さんは無く、結婚生活はがん治療との生活だったと
語ってくれました。
ちょっと体を起こしたいと言っても
ご主人は看護師がするのをただ
見つめているような状況でした。
触れられないことが気になって、ユミさんに尋ねると
「結婚してすぐ、病気がわかったので
ほとんど私達は触れ合ってきませんでした。
大きな溝が私達にはあります。
これを埋めるのに2~3年かけていけばいいかな
と思っています」
と話されました。
胃がんの転移の好発部位であるダグラスにありましたので
ユミさんにとって、致し方ないことだったのかもしれません。
ただ、残された時間は1~3ヶ月くらい。
残念でしたが、年単位はありませんでした。
(つづきます)
返信は一年前(2)に書いています。早いものですね。また、一年経ちました・・
himawariさん
お母様はさすられて安堵されたのかもしれませんね。ちょっぴり一を感じたような気持ちになりました。(海潮音(1)をご参照ください)
カボチャさん
こんにちは。タッチングが心を和らげてくれる事を医療者は学びます。でも、頂いたコメントからは学んだケアというより、とても自然な印象があり、ケアを超えた心のつながりがスタッフとカボチャさんご夫婦との間にあったのかもしれないなあと感じました。
でも、看護婦さんたちとは、あたりまえのようによくよく手や指をからませておしゃべりしていました。なぜでしょうか、すごくあたたかい何かを受け止めていました。
今でも通院して看護婦さんに会うと自然と手が触れてます。看護婦さんたちのやさしい習慣なのでしょうか?
残念なことにそのこと今になり気が付きました。ありがとうございました。
ぴょんさん、本当に素敵なご夫婦でいらしたのですね。私も夫のガンの闘病に2度付き合いました(幸い今の所乗り越えています)私も夫の手をにぎり死の恐怖と悲しさ感じる反面、夫のぬくもりから、こうやって想い合える人とめぐり合い夫婦になれたことは私の人生にとって本当に良かったと思いました。
きっとご主人もびょんさんと同じ思いでいらしたと思いますよ。
最近仕事帰りにほんの少しの時間母の側にいく事が日課なのですが、意識の無い母が時折呼吸を吐き出す時苦しそうなうめき声をだします。手を握りながら手のひらをくすぐるようにさするとうめき声が治まる時があります。
私はなんだか母と気持ちが通じたようなプチ自己満足を得ています。
子供が授かりませんでしたので、なおのこと・・・。だった様な気がします。
当然、主人が闘病中も、触れることはしょっちゅうありました。
温かい手がそこにある。絶対に逃げない手。
私の手では、さぞかし頼りなかったでしょうが、触れるって、それだけで安心(私にとっても)な事でしたのに・・・。
残念です。