緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

週末の仕事

2014年10月13日 | 医療

昨日は、第2回東京都緩和医療研究会が
慶応大学の橋口先生大会長で、開催されました。

今日は、日本緩和医療学会の
将来構想委員会と理事会の予定だったのですが、
台風で、いずれも中止となりました。



以前から多くの方に、勧められていたことがありました。

大学の講座立ち上げの時期と重なり、
責任を持って引き受けられる時期をみていました。

この9月にその決心をしたのですが、
今回の理事会中止で、先送りとなりました。

東京都緩和医療研究会で
久々にお目にかかった先生に、
今の学会の問題指摘とエールを頂きました。
1万人を超えた学会で、
会員の方のために汗をかけと言ってもらえることは
まだ、私にその力が残っていると言っていただけているようで、
本当に、ありがたいことです。






今日は、時間の空洞ができたみたいで、
それっとばかりに、仕事・・となればよかったのですが、
以前から気になっていた
ウフィッツ美術館展に午前中、夫と出かけてきました。
数年前に訪れたフィレンツェを思い出しながら。

夜になって、雨は少し強くなってきたようです。
皆様のところでも、大きなことがなく、
平穏でありますように。





日記的な今日の記事となりましたので、
医療者の方向けに、臨床のワンポイント。

認知障害のスクリーニングには、
その前の食事、その前の前の食事の内容を聞く

午前中の診療なら、朝食のおかず、
これが答えられたら、昨日の夕食を聞いてみます。
朝食が答えられないと、患者さんご自身、
あれ、物忘れが進んでいるんじゃないかなと、
自覚してくださいます。

認知症症状を医療者から指摘するより、
患者さんご自身に自覚してもらうことが
関係性を保つためにも、
よいのではないかなと思うことが多いです。


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