緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

在宅医療で投与できる薬剤

2007年03月18日 | 医療

吐き気があって
プリンペランを飲んでいる方が
衰弱が進み、経口内服が難しくなってきました。
止めると吐き気が出ていくるので
毎日この薬を飲んでいました。
病院なら、プリンペランを点滴に入れて
経口内服をしていたときと同じように
吐き気を緩和していくことができます。

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お元気でしたか?
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では、在宅下では・・・・

基本的に、大半の定期的な静注投与はできません。
処方箋で、定期投与を認められているものは
栄養関係、インスリンなどの内因性物質の補充
鎮痛薬では取り出すことができないポンプに詰めれば
モルヒネ、レペタン、スタドール3剤のみ認められています。
その他、明記されているものに限定されています。

プリンペランすら処方箋を用いて注射投与はできない。
これ、知らない医療者結構多いと思うのですが
ご存知でしたか?

えっ?? て思った方いらっしゃると思うのですが・・

このあたりのことについて、今週は書いてみたいと思います。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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5 コメント

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皆様! (aruga)
2007-03-20 23:47:38
ビジログさん
リンクのご連絡ありがとうございました。私もブックマークに掲載させて頂きました。

Hanaさん
在宅で皮下注できますよ。でも、持ち出しになるため、いろいろな問題があるのです。そこを書いていこうと思っています。時々お訪ねさせて下さいね。

アビシアニンさん
こんにちは!20日分で書きましたが・・処置料が設定されていないんです。改訂前のポケットリファレンス(疼痛緩和の本です)には、メリット・デメリット等書きましたが、もうすく発売の新刊は、ちょっと削除しちゃいました・・反省・・

atusatoさん
つめてもたせるということは、病院内で払い出すということですから、薬剤は院内処方で処理され、なんら問題なしです。結局困るのは、在宅医なんですよね・・それで、受けてもらえない在宅医が時々いるのです。
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知りませんでした (atusato)
2007-03-20 12:37:43
 ほんとに知りませんでした。2泊3日ぐらいなら、練習してつめてもたせてました・・・
返信する
Unknown (アビシニアン)
2007-03-20 08:19:08
薬剤師です。
病院でも、持続皮下注は、なかなか導入されていません。できれば、ブログの中に、持続皮下注のメリット、デメリット、抵抗勢力(?)、医療スタッフへの意識改革などを盛り込んでいただけたらと・・・とひそかに願っていたりします。ある緩和ケアに詳しい先生に、持続皮下注のメリットは、とたずねたら、血管を探す必要もないし、もともと漏れているものだから、血管漏れの心配もない。とのことでした。
返信する
はじめまして (Hana)
2007-03-19 23:05:25
こんにちは。
私はオーストラリアで緩和ケアナースとして働いています。
日本の緩和ケアの現場で働いている方のBlogを見つけて嬉しくてコメントを書いています。
在宅では持続皮下注はできないのですか?こちらでは、吐き気に対しては、即プリンぺラン、ハロペリドール等の持続皮下注が入院でも在宅でも行われていますが。
日本では何かと制約が多くて、現場で働く方のご苦労は何となく想像できます。大変でしょうけれども頑張ってください。
私も最近、こちらの緩和ケアの紹介をしたくて、Blogを開設しました。お時間のあるときにでも覗いてみてください。まだ記事が少ないですが。
返信する
医師のお仕事♪ (ビジログ)
2007-03-19 21:52:53
はじめまして。突然のコメントで失礼します。
医師にまつわるリンク集を管理しております
ビジログと申します。
貴サイトを拝見致しまして、
当方のブログ
「医師のお仕事♪」
http://job-doc.busilog.com/
にリンクを設定させていただきました。
今後ともよろしくお願いします。
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