緩和医療学会学術大会に現地参加していました。
そこで、大学病院で作った緩和ケアの動画チャンネルが、10万回再生を越えていることを患者さん団体のトップリーダーに教えて頂きました。
このブログの旧フレームの時には、サイドバーにリンクを貼っていました。
観て、見守ってくださる方が居るということに、まるで、この13年間の苦労をねぎらって頂いているような感覚になり、本当に嬉しかったです。
緩和ケア~早期から心と身体を支え~
制作は、2009年。
内容は、その当時の医療に基づいた内容です。
(現在は、”早期から”より”診断時から”を用いる傾向にあることなどが一例です)
出典:帝京チャンネル
この動画は、長くサポートさせて頂いていた患者さんとご家族、この時、入院してまた元気に退院された方、多くのご協力がありました。
こうした患者さんやご家族を観て、お話を聞いてくださった方々の中には、勇気づけられた方も沢山いらっしゃったことと思います。
いのちが生き続けるということ、いのちが繋がるということは、こういうことなんだと思います。
医療者ができることは患者さん周囲の土俵を整えることでしかありません。
動画を見させて頂きました。
私の身近には、幸いにも、癌の罹患者は今のところないのですが
子供の時からの仲良しのピアノの後輩が3年ほど前に癌で亡くなりました。
何度か、癌以外の、脳出血など、危機を感じた周りの方の気づきなどで
命拾いをした友達でしたが、最後膵臓で
手術ができない場所だったようです。
彼女の闘病の内容の詳細はわからないのですが
亡くなる半年ぐらいまで、一緒にランチをしたりしていまして
死を覚悟していたのか、その後の入院中にも
気丈に「いよいよ終末期のケアの話になった」などと
淡々とメールが来たりしていました。
自分がそういう立場になったらどうなのだろうかと
想像もできません。
医療に携わってらっしゃるお医者様、看護師の方々、ヘルパーの方には
そういう方々がいて下さるというだけで心丈夫ですが
癌の痛みや、死の恐怖を和らげて下さる「緩和ケア」に取り組んでらっしゃる
お医者様の取り組み、本当に敬服というしかない
そういう思いで見せて頂きました。ありがとうございます。
大切な後輩の方のお話をシェアしてくださり、本当にありがとうございます。
優しく、それでいて力強い生きた軌跡を感じます。
世界では緩和ケアは、グローバルヘルスカバレッジ(どの医療であっても広く当たり前に受けられる)ケアとして捉えられています。終末期でも癌だけでもなく、日本でも当たり前に苦痛がないケアが市民のために提供されていくように、
温かいコメントのお陰で、もう一歩頑張れそうです。
aruga
60歳台の兄が、ステージ4の直腸がんで死に直面しています。糖尿病からがんの発症、精神不安、さらに感染症を併発して、入院後半年しても癌の手術も出来ません。死期が近いことを悟っているようです。免疫力低下、経口での食事もとれず日に日に衰える一方です。自分ではなにもしてやれないのが悔しくてなりません。
お兄様のこと、ここにシェアしてくださりありがとうございます。
温かな眼差しを感じます。
これだけしっかり見守っていらっしゃるのですから、出来ることは沢山ありそうです。
気持ちを沢山聞いて差し上げてください。答えを出さなくて大丈夫です。話してくださったことを、繰り返して、・・って感じてるんだねとか、・・じゃないかなと思ってるのねって反復してあげてください。くれぐれも・・した方がよいなどとは言わないでくださいね。
心地よい時間を作れますように。
aruga