「緩和ケアの基本的知識と作法」
http://www.medicalview.co.jp/catalog/ISBN4-7583-0363-0.html
5章 緩和医療におけるコミュニケーション の章の編集を担当しました。
実際の場面を想定した内容が多く、
また、緩和ケアの臨床でよく使われるセンテンスの英訳も含まれています。
この英文は、アメリカで緩和ケアのレジデントを修了し、
アメリカの緩和医療の専門医を持っている関根先生にお願いしただけあって、
ああ・・この言い回し、そうそう、これだわ・・
そんな感覚にしてくれます。
4.患者とのコミュニケーション を書いてくれた
共著者の三田先生は、この項に
10の事例を挙げ、解説してくださいました。
その中の一つを
上のリンク先の「立ち読み」ページから読むことができます。
アマゾン でも購入できます。
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「緩和ケア55」
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こちらは、出版して2年になりますが、
最近、この本のことでよく声をかけていただくようになりました。
緩和ケアチームに所属している方から
返信の具体的な書き方が参考になった・・等、
とても、嬉しい感想です。
この4月から、所属病院の診療科の名称を変更しました。
緩和ケア内科と
標榜診療科にしたところ、
今までは、内科の中に埋没していたのですが、
内科に並列して
病院の看板、駅の看板などなどに
緩和ケア内科と掲示されるようになりました。
私にとっては、
緩和医療科の医療科がケア内科に
変わっただけだったのに、
色々な所での変化にちょっと、驚きました。
標榜できる名称かそうでないかで、
こんなにも違っていたとは・・・
右のブックマークに診療科のページをリンクしてみました。
今までは参加していなかったがんプロですが、
今年度から、がんプロフェッショナル基盤推進プランに選定されました。
がんプロからさらに発展させていく他大学に対し、
スタート地点から作り上げていく私たちのグループは手さぐりではありますが、
がんばりどころと思って、新年度、取り組んでいきたいと思っています。
インテンシブコース、大学院コースどう魅力的なものにしていくか・・
桜の蕾を見ながら、新たなチャレンジの春です。
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周りの知人医師は「医者の不養生」を見本(笑)にしたような方々ばかりなので(笑)。
どうぞお気をつけください。
ところで先生。
「緩和ケア」という時の対象になる患者さんは、やはり癌が中心なのですか?
他の病気でも痛みを伴うことはありますし、痛みが中心の症状の病気もありますが、緩和ケアの分野からは、やはり癌患者さんの症状から考察した上での対処なのでしょうか。
癌以外の病気で、痛みを抱えて毎日を耐えている知人を知っていたりするので、先生のような、患者に寄り添い、痛みを考えて下さるお医者様がもっといらして下さったら…と、考える昨今なので。
今週は、嵐の春でした。「来週は、桜が散る嵐になりそうなので、お花見は、この週末がベストです」と朝からエリアメールが入りました。のんきにお花見なんてと思うのですが、なぜか仕事は桜が見える場所を選んでいる自分が、面白いなあと思いました。
ご指摘くださった慢性疼痛は、ペインクリニクの先生方のスキルが生きる分野だと思います。私たちも関わりますが、長く良質の疼痛緩和が安定していること・・という目標には、全身投与薬と局所アプローチのバランスがとれることが大切だと思います。
一方で、緩和医療は痛みに優れたスキルがあるというより、ホールパーソンケアとも言いますが、様々な症状、心の状態すべてを含めることに特性があります。
今日は穏やかで、あのような嵐を経験すると、穏やかだと感じるだけで、幸せを覚えます。
ご指摘絵くださったように、日本人の心の拠り所の一つが桜のように感じます。
特別ですね。
無意識の誘導が桜にはありますね・・