ここ最近は西国巡礼のはなしから遠ざかっていたのでここで旅行社による
西国巡礼バスツアーの体験談を書きます。
僕は西国札所の巡礼はほとんど自家用車や公共交通機関を使って行きますが
家からはあまりにも遠い紀州の3ヶ寺(青岸渡寺・粉河寺・紀三井寺)と施福寺
は団体バスツアーに参加しました。
京都の場合、集合場所はJR京都駅八条口か四条になります。
朝8時の集合。バスの座席は決まっていてこの時は一緒に参加した会社の子が
隣です。もしひとりで参加していたなら知らない人と隣になります。
参加者はほとんどが50代以上・・・。そんな中、我々はバスに入ると
一斉に「あなたたち、バスを間違えてないですか?」的な視線を浴びます。
対して僕は「なんのなんの、これでもご朱印帳の半分は埋ってますよ」的な
余裕の表情でバスの中にガンを飛ばしながら席に座ります。
僕たちの参加したツアーは「先達」が添乗員と一緒に随行してツアー客を
先導します。バスが発車して間もなく「西国巡礼ツアー」ならではの事が
バスの車中で先達の下、行われます。それは「勤行」・・・。
もしかしたらツアー客の中には信仰心はなくてただの観光目的で参加した人も
いるかもしれないけど、そんなことはお構いなしに朝の勤行が始まります。
まず「開経偈」から「般若心経」そして「延命十句観音経」さいごに「回向文」
バスの中で読経が粛々と行われているなんて誰も思わんでしょうな。
観光目的の客はこの間「居眠り」を決め込みます。
目的地の札所寺院に到着したら、まず先達のまわりに一同が集合して
ここでも読経して、その後わずかな自由時間となります。
なお「ご朱印」は添乗員がまとめて受けてくれるのですが、僕としてはこの点が
ひっかかったところで、やはりご朱印は自分の目の前で自分で頂きたかったです。
まあ別に自分でもらいにいってもいいんですが、そうすると下手すると自由時間が
少なくなってしまうので仕方なく添乗員に委託です。
昼になると車内でお弁当が配られます。これは完全に「お年寄り弁当」ですね。
完全和食弁当でからあげとかパスタとかは入る余地がありません。魚がメインで
いもの煮付けとかお豆の煮たのとかです。色どりも暗いです。
さて帰路にも「夕の勤行」があって車中はカラオケではなくてひたすら読経が
流れます。この頃になると知らない人同士もある程度打ち解けていて、
僕らなんかは「まあまあお若いのに・・・」とか言われて飴とかミカンとかを
もらったりします。お返しに・・・とは思うけど持っているのはチョコとか
ポテチなので、これをあげてもなぁ・・・なのでもらってばかりです。
そして京都駅八条口にバスが着いたらそこで一同解散。
1日一緒にいたのである程度顔なじみになった人たちともお別れで
もう会うこともないでしょう。一期一会ですな。
西国巡礼バスツアーの体験談を書きます。
僕は西国札所の巡礼はほとんど自家用車や公共交通機関を使って行きますが
家からはあまりにも遠い紀州の3ヶ寺(青岸渡寺・粉河寺・紀三井寺)と施福寺
は団体バスツアーに参加しました。
京都の場合、集合場所はJR京都駅八条口か四条になります。
朝8時の集合。バスの座席は決まっていてこの時は一緒に参加した会社の子が
隣です。もしひとりで参加していたなら知らない人と隣になります。
参加者はほとんどが50代以上・・・。そんな中、我々はバスに入ると
一斉に「あなたたち、バスを間違えてないですか?」的な視線を浴びます。
対して僕は「なんのなんの、これでもご朱印帳の半分は埋ってますよ」的な
余裕の表情でバスの中にガンを飛ばしながら席に座ります。
僕たちの参加したツアーは「先達」が添乗員と一緒に随行してツアー客を
先導します。バスが発車して間もなく「西国巡礼ツアー」ならではの事が
バスの車中で先達の下、行われます。それは「勤行」・・・。
もしかしたらツアー客の中には信仰心はなくてただの観光目的で参加した人も
いるかもしれないけど、そんなことはお構いなしに朝の勤行が始まります。
まず「開経偈」から「般若心経」そして「延命十句観音経」さいごに「回向文」
バスの中で読経が粛々と行われているなんて誰も思わんでしょうな。
観光目的の客はこの間「居眠り」を決め込みます。
目的地の札所寺院に到着したら、まず先達のまわりに一同が集合して
ここでも読経して、その後わずかな自由時間となります。
なお「ご朱印」は添乗員がまとめて受けてくれるのですが、僕としてはこの点が
ひっかかったところで、やはりご朱印は自分の目の前で自分で頂きたかったです。
まあ別に自分でもらいにいってもいいんですが、そうすると下手すると自由時間が
少なくなってしまうので仕方なく添乗員に委託です。
昼になると車内でお弁当が配られます。これは完全に「お年寄り弁当」ですね。
完全和食弁当でからあげとかパスタとかは入る余地がありません。魚がメインで
いもの煮付けとかお豆の煮たのとかです。色どりも暗いです。
さて帰路にも「夕の勤行」があって車中はカラオケではなくてひたすら読経が
流れます。この頃になると知らない人同士もある程度打ち解けていて、
僕らなんかは「まあまあお若いのに・・・」とか言われて飴とかミカンとかを
もらったりします。お返しに・・・とは思うけど持っているのはチョコとか
ポテチなので、これをあげてもなぁ・・・なのでもらってばかりです。
そして京都駅八条口にバスが着いたらそこで一同解散。
1日一緒にいたのである程度顔なじみになった人たちともお別れで
もう会うこともないでしょう。一期一会ですな。
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