勝海舟の親爺、勝小吉は実に面白い人物です。自身も「夢酔」と号して自分の行った悪行の反省から「まねをするな」と「夢酔独言」という書物を残しています。その中に「貧乏から立ち直る」という箇所があります。その箇所の書き出しに「おれはしだいにびんぼうになるし、しかたがないから、妙見宮へむりな願いをかけて、いま一度困窮の直るようにと百日の行をはじめたが、一日に三度ずつ水行をして、食をすくなくして祈ったが、八、九十日たつと下谷の友達が寄って・・・」と友達が心配して寄ってきたそうです。貧乏ながらも人脈のあった勝小吉、やはり人が人を救うということでしょうか。日々反省の毎日です。
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