昨年はHIV陽性者の保険相談会でお話をさせていただきましたが、肝炎やがんの患者会でも保険の問い合わせがあるようで、保険相談会の話も入ってきています。私も患者会に訪問すると保険相談があることを聞きます。ただ患者さんは最初から健康状態から保険に入れないと決めてかかっています。必ずしも患者さんであるから保険に入れないわけではありませんが、大切なのは、入れるか入れないかではなく、何の目的で保険に入るのかということです。医療技術が発達して病気の予後もかなり分かってきていて難しいといわれていた病気でも早期に発見して治療すれば生き続けられる時代になってきています。ただ今度は医療費や養育費などの経済的な負担が心配になってきます。ただでさえ病気で不安になっているところに経済的な不安を抱えてしますことになります。こういったときにこそ保険相談は大切で、単に保険情報を提供するだけでなく、保険情報よりむしろ悩んでいる患者さんに寄り添ってどうやって療養生活をしていくのか一緒になって考えることが大切です。保険も保険相談も困ったときにこそ活かされるものだと思います。
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