「主義だの、道だのといって、ただこればかりだと、きめることは、私はごく嫌ひです。道といっても大道もあり、小道もあり、上に上があります。その一つを取って、他を排斥するということは、不断から決してしません。人が来て、色々やかましく言ひますと、『さういふこともあらうかナ』と言って置いて、争はない。そしてあとでよくよく考えて、色々に比較して見ると、上に上があると思って、まことに愉快です。研究というものは、死んで初めて止むもので、それまでは苦学です。一日でもやめるといふことはありません。」(勝海舟「海舟語録」より)
一日一日の苦労の体験が正に苦学・実学。一日一日を苦しくとも大切に、そして楽しく笑顔で生きましょう!