勝海舟と西郷隆盛ほど実際に会う機会は少ないけれどこれほどに信頼関係を築けたのはなぜでしょうか。新刊本「西郷隆盛と勝海舟」（安藤優一郎著・歴史新書）をあっとゆう間に読み終えてしまいました。勝海舟というと読まずにはいられず、どんどんとページがめくられていきました。この本は二人の生涯を時代背景と二人の出会いを中心に書かれています。著者によっても事柄のとらえ方は変わってきますが、例えば薩長同盟は、長州征伐の薩摩の幕府への牽制ととらえています。時代背景やそれぞれの立ち位置でとらえ方は変わってきます。そうした状況の中で勝海舟と西郷隆盛の立ち位置をとらえながら二人の関係を見てくると、その関係の深さが見えてきます。また一つ歴史の深みにはまってしまった私です。
