「息子がしつまいゆえに、益友をともとして、悪友につき合わず、武芸に遊んでいて、おれには孝心にしてくれて、よく兄弟をも憐れみ、けんそにして物を遣わず、麁服をも恥じず、粗食し、おれがこまらぬようにしてくれ、娘が家内中の世話をしてくれて、なにもおれ夫婦が少しも苦労のないようにするから、今はまことの楽いん居になった」(勝小吉「夢酔独言」より)
無役の御家人で貧乏暮らしで喧嘩っ早く生涯不良であった勝小吉であったけれど、息子の勝麟太郎(勝海舟)には可愛がっていたようで麟太郎も孝行者であったようです。この親爺あったからこその勝海舟でしょう。
無役の御家人で貧乏暮らしで喧嘩っ早く生涯不良であった勝小吉であったけれど、息子の勝麟太郎(勝海舟)には可愛がっていたようで麟太郎も孝行者であったようです。この親爺あったからこその勝海舟でしょう。