現代ほど歴史と哲学が軽視されている時代はないでしょう。歴史と哲学を知っていても就職にはプラスにはたらかず、かえって哲学が好きというと理窟ぽいと疎んじられてしまいます。しかしそういう現代だからこそ歴史と哲学は必要であると感じています。それはすべての分野について言えることでしょう。薬害・公害問題は明治の時代から足尾鉱毒事件においてその発生する構造は起こっていましたし、第2次大戦当時から薬害エイズの源流ともいえる731部隊の関係者が製薬企業を起こし産官学の癒着構造によって問題を発生させました。薬害問題は繰り返し起こされていますが、その構造は似ており薬害エイズ訴訟に後に起こされた薬害肝炎訴訟についても薬害肝炎の原因はすでに薬害エイズの時に疑われていました。一つひとつの問題を深く掘り下げて検証することも大切ですが、様々な問題を歴史的に見ながら物事の本質を考える哲学的な思考が大切です。今まさに歴史と哲学の重要性を感じる日々です。
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