グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党は処分より十分なケアを

2011年03月02日 | 日記
民主党が例の造反16人に対する処分を発表した。
グループの代表に6ヶ月の党員資格停止、残りの15人に厳重注意がその内容だが今の民主党には処分はさておきケアが重要だ。
執行部は翻意を試みたというが彼らの要求や言い分にどれだけ耳を傾けたのだろうか。
「23年度予算案と政権マニフェストとの乖離」が焦点なのだが具体的に何をどうしたいのか、財源不足にはどう対処するのか、などについて彼らの要求に向き合いギャップを埋める努力が十分なされたのだろうか。
今の支持率が続けば次回の選挙で再選が絶望的な比例区下位当選者にとって生半可な警告など通用しない。
また少し脅されたぐらいで直ぐ戻ってくるようでは逆に彼らの議員としての信義が疑われてしまう。
「民主党が本当に変わった」と彼らに思わせない限り彼らは戻ってこないし、戻ってこれないのである。
今回の造反劇が党にとっても16人にとっても後になって「雨降って地固まったなぁ」と振り返られることを願っている。
「罰則が軽すぎる」などと言っている場合ではない。