グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

家電小売大手の資本業務提携に思う

2012年05月14日 | 日記
さる11日、家電小売業界大手であるビッグカメラとコジマの資本業務提携発表があった。
「規模の利益」という経営の鉄則がまだまだ生きていることを再認識させられたのだが何と言おうと家電メーカー(パナソニック、シャープ、ソニー等)の絶不調が背景にあることと無縁ではないだろう。
さらに国内需要は人口漸減傾向、とりわけ若年層の人口急減は必至だから小売業界の事業環境は(よほどのヒット商品が続かない限り)より厳しいものになっていくに違いない。
筆者はよく家電業界を自動車業界と比較して概観することがあるのだが海外市場戦略に差があるのではないかと考えている。
自動車業界は(商品の普遍性に差があるとはいえ)以前から先進国、途上国に販路を構築している。
家電業界はどうなのだろう。
販売チャネルは現地資本との兼ね合いがあるかもしれないがコンビニなどは国内より海外店舗数が上回る勢いだ。
家電だってメーカーと流通業が力を合わせれば海外に大きな商機を求めることが可能ではないかと思う。