このところ円安が進みとうとう1ドルが110円台をつけるようになった。
1ドルが80円を切っていたのがついこの前の話だったように思うがまさに隔世の感である。
個人投資家の中には悲喜こもごもあろうが産業界も同様だろう。
ただ一昔前とはちょっと違った光景も見えてくる。
輸出産業では歓迎一辺倒かと思いきや、意外とそうでもない。
輸入原材料の高騰を危惧するトーンが以前より増したのは現地生産化が進み円安輸出の旨みが減ったせいだろうか。
何せ国内消費分も海外で生産し逆輸入することもあるくらいだからねぇ・・・。
逆に円安進行化でのガソリン価格安定も「ん?」という感じだ。
結局産業界では為替レートに左右されない経営が進んでいるのかもしれない。
だとすれば、それはそれでいいのではないか。
何事も自助努力が一番なのである。