設立70年を迎えた三陽商会のこのほど「タイムレスワーク」を企業コンセプトを掲げその象徴として「100年コート」を打ち出した。
常に流行を追い求めるファッション業界にあって「孫の代までもつコート」など本当に異例だ。
真に100年着続けられるようにするためメンテナンスサポート体制を設けクリーニング・アドバイスを行ったりサイズ直しやボタン・裏地の交換に対応するというからこれは本物だ。
さて三陽商会といえば長年連れ添った「バーバリー・ブランド」との決別が近づいている。
今回の「100年コート」はそのための対抗手段であるから文字通り大勝負である。
もしこの戦略が成功するのであれば日本の新しい商品イメージにつながるかもしれない。
高品質、長寿命、高アフターサービスが脱欧米ブランドを実現するいい試金石になると思う。