グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

三陽商会の「100年コート」に思う

2014年10月19日 | 日記

設立70年を迎えた三陽商会のこのほど「タイムレスワーク」を企業コンセプトを掲げその象徴として「100年コート」を打ち出した。

常に流行を追い求めるファッション業界にあって「孫の代までもつコート」など本当に異例だ。

真に100年着続けられるようにするためメンテナンスサポート体制を設けクリーニング・アドバイスを行ったりサイズ直しやボタン・裏地の交換に対応するというからこれは本物だ。

さて三陽商会といえば長年連れ添った「バーバリー・ブランド」との決別が近づいている。

今回の「100年コート」はそのための対抗手段であるから文字通り大勝負である。

もしこの戦略が成功するのであれば日本の新しい商品イメージにつながるかもしれない。

高品質、長寿命、高アフターサービスが脱欧米ブランドを実現するいい試金石になると思う。