大規模個人情報漏えいで顧客からの信頼を損ねたベネッセがDM(ダイレクトメール)を利用した顧客獲得活動を当分凍結するという。
苦渋の選択だが止むをえまい。
ただベネッセに限らず我が国の企業は概してDMに代表されるようなアウトバウンド戦略には熱心だがもコールセンターやヘルプデスク等を活用したインバウンド戦略には注力不足のように思う。
イベント等で入手した個人情報をもとに積極的な受注活動を展開するより(サイトやリアルメディア経由で)自発的にコールセンター等を訪れた見込客に的確に対応し顧客化の確度を高めるほうが経営上有効ではないかと思うことがある。
筆者が体験する限りコールセンター等での対応にはまだまだ改善の余地があるように感じる。
今回の事故が「怪我の功名」になりそして「他山の石」になるのであればそれはそれで意義があったということかもしれない。
コールセンターの強化方策についてはまたあらためて・・・・。