このところアベノミクスの減速を囁かれることが増えてきた。
一時はあれほどもてはやされたのに・・・。
原因はいろいろ考えられるが最大のものは4月の消費増税後の景況感や消費動向がパッとしないことだろう。
政権担当者はアベノミクスがもたらした格差拡大を軽視していたのではないか。
確かに株価上昇や賃上げで懐具合が潤った層は居るのだがむしろ国民の多くは増税で暮らし向きが悪化した。
例の日銀のQE2(追加量的緩和)も国民間格差を拡大するだけで首相の云う「津々浦々にまで好循環を行き渡らせる」にはほとんど寄与していない。
加えて三本の矢の中の三番目、成長戦略がなかなか見えてこない。
成長戦略は二本の矢から間をおかず一気呵成に畳み込むべきだったがちょっと浮かれすぎていた。
あの「地方創生」だって極めて限定的な効果にとどまる恐れが十二分にある。
さてさてアベノミクス次の一手は?
それがまさか「衆院解散」なんてことはないでしょうね・・・。