先日行われた首相の解散発表記者会見の中の総選挙勝敗ライン発言がその後党内で大きな波紋を呼んだ。
記者から問われて「自公合わせて過半数」と回答したものだがこれが党内で異論の大合唱なのだ。
首相としては自己の保身を考え最大限の安全度を見たのだがあまりにハードルが低いと「士気が下がる」「選挙をやる意味がない」ということのようだ。
結局いま党内では過半数の238を大きく上回る270がある種のコンセンサスになっているようである。
それでも(自公の)現有勢力から50議席以上減らすわけだから果たして今回の解散総選挙は自民党にとってどんな意味を持つのだろうと思わざるを得ない。
通常改選とあれば最低でも現状維持を目指すべきだろうが「50議席減少」も覚悟しているということは政権の失政を内々認めているのだろうか。
またしても路頭に迷う多くの「〇〇チルドレン」が生まれるのか。
それにしても「過ぎたるは及ばざるがごとし」、「口は禍いの元」、・・・・心したいものである。