グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

衆院選2014のスタートに思う

2014年11月27日 | 日記

真新しい選挙用ポスターの掲示板を目にすると否応なく「いよいよ選挙か・・・」の気にさせられる。

そして今日各党の選挙公約が出揃った。

早速公約要旨とやらに目を通したのだが共通して感じたのが一言でいえば「いいこと尽くめ」だということだ。

「選挙公約の目的は有権者からの支持を得るため」なのだから当然といえば当然なのだがこれではいかにもあっさり裏切られそうだ。

自民党の公約では消費増税延期に加えさらに法人税の減税が挙げられているが20年度までに「基礎的財政収支の黒字化」は当てにしていいのだろうか?

社民党にいたっては「消費税率を逆に5%に戻す」といっているが財源確保は考慮されているのか気になってしまう。

民主党の公約ではガソリン価格高騰対策や子育て支援、結婚・出産支援、介護報酬引き上げ、非正規社員の待遇改善、農業従事者の戸別補償制度充実など耳障りのいいフレーズが目白押しだがこちらも財源再建との兼ね合いが心配だ。

借金を返していくことは国民にある程度辛苦を強いることになると思うのだが各党の公約を見る限りまさに「いいこと尽くめ」なのだ。

これはちょっと変ではないのか?

各党は選挙公約の負の部分ももっと説明していく必要があると思う。

有権者はもっと疑って受け止めることだ。

それにしても一時期流行った「マニフェスト」という用語はどこに行ってしまったのだろうか。(笑)