グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

JR北海道の経営悪化に思う

2016年11月19日 | 日記
経営状況が悪化しているJR北海道が現在の営業路線の約半分にあたる10路線13線区を維持困難として公表した。
当該区間は今後廃止なり、関係自治体に対し支援策の要請なり、を行っていくものとみられる。
旧国鉄の分割民営化時点で分割後の各社の経営環境や業績見通しはある程度予想出来たため地方各社はそれなりの持参金を受け取っていたはずなのだが
結局それももう底をついてしまったということだ。
JR北海道も民間企業ということだからなんか手を打たねばならないが残された自治体や沿線住民はただただ困惑するばかりである。
それにしても政府の掲げる「地方創成」とは一体何だったのだろう、という気がしてならない。
自然の成り行きに任せておけばますます地方は疲弊し悪循環に陥っていくだろう。
無論どんな山間地も等しく活性化していくなどということは不可能だが残念ながらビジョンが全く見えないだけに不安である。
政府、地方自治体ともに手を携えてやるべきことは多いように思うがどうだろう。
四国や九州でも程度の差こそあれ早晩顕在化してくる問題だ。