グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の「一帯一路」協力スピーチに思う

2017年06月06日 | 日記
首相が昨日の国際交流会議「アジアの未来」の記念講演で中国の広域経済圏構想である「一帯一路」について協力していきたいとの姿勢を示していた。
一帯一路といえばバックにAIIB(アジア・インフラ投資銀行)がついているがこれは日本が主導するADB(アジア開銀)の競争相手である。
ゆえに首相は以前から一帯一路構想には一定の距離を置いてきたように記憶しているが・・・?
昨日の首相のスピーチは単なる(いい子ぶった)社交辞令なのだろうか。
それとも日本企業が利益を追求するのはそれでいい、政治力でストップは掛けられないということだろうか。
それにしても日本企業が参加することで中国側に国際ルールを学ばせることなどできるのかと思ってしまう。
よほど心してことに当たらないと美味しい所(高品質)だけを黙って持って行かれることになりかねない。
いずれにせよアジアの経済覇権争いはこれからが正念場である。
日本は日本としてキチンとした戦略が必要だ。