グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

日本郵政の野村不動産HD買収断念に思う

2017年06月20日 | 日記
日本郵政が噂されていた野村不動産ホールディングスの買収を断念したとのことだ。
筆者はかってこのブログ(5月13日付け)で本買収プランについて懐疑的な印象を抱いている旨記したところだが残念ながら現実のものになってしまった。
M&Aはただでさえなかなか難しい。
まして今回は検討中のニュースが早く世に出てしまったし買収相手のオーナーはM&Aのプロ中のプロである野村(証券)ホールディングスだった。
結局日本郵政は本プランをギブアップせざるを得なくなった。
それにしても先だっての豪州物流会社のM&A失敗に引き続き同社の大戦略は1敗と1不戦敗、何やらいやーな雰囲気が漂うねぇ。
脱本業は思ったほど容易ではない。
「武士の商法」は失敗の代名詞でもある。
ただ何もしないわけにはいかない。
企業は同じところに留まっているわけにはいかないのである。