グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

外交環境の変化スピードに思う

2018年04月15日 | 日記
いやはや外交環境の変化って早いものだ。
平昌オリンピックが終わった途端南北会談がセットされた。
ここまでは想定内の成り行きだったが間髪を入れず米朝会談まで話が進んでしまった。
驚いたのは我が国政府関係者だった。
米朝会談の前に何とか同盟国の意地で「意思疎通を図らねば」と米大統領のアポを取ったまではよかったが今度はシリア問題が火を噴いた。
化学兵器を使用したかどで米国が軍事行動をとらざるを得なくなったのである。
首相にとって頭が痛いのは米国のシリア攻撃の先にロシアがいることだ。
米大統領の関心は今や北朝鮮ではなくシリアの方にウェートがかかっているだけでなくロシアに対しても対決姿勢を強めている。
首相は国内問題での失地回復を外交でリカバーしようと目論んでいるが外交環境の変化スピードは非情なものだ。
今のままでは日本は米ロの板挟み状態になる。
首相は外交でポイントを稼ぎたいところだが客観的に見れば「外交環境芳しからず」ということだろう。
外遊中に国内で政権基盤がさらに悪化する可能性もある・・・。