グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

日本男子の内向き志向に思う

2013年10月07日 | 日記
今や日本経済は外国市場なくして成長はないのだが近年若者とりわけ男子の内向き志向が気にかかっている。
外務省の海外在留邦人調査でも男女構成比は48:52で女子が優位にある。
周囲を見回しても旅行や留学・就業体験など滞在期間の長短を問わず女子のほうが積極的なように見える。
日本男子の内向き志向は指摘されるようになって久しいが治安問題等で女子が慎重になるというのならまだ分かるがその逆では全く情けない。
何がそうさせるのか。
少子化傾向ゆえ自分が両親の面倒を見なければ・・・という説もあるがこれについては男女差は関係なかろう。
語学力が心配だというかもしれないが何、現地では赤ん坊だって言葉をマスターしていくのだ。
いずれにせよ日本男子がもっと世界に雄飛しなければ日本経済の将来はないと思う。
日本男子よ!フロンティアを目指せ!









高齢者を狙った詐欺事件の増加傾向に思う

2013年10月06日 | 日記
近隣で発生した詐欺未遂事件のニュースが回覧板を通じてよく告知されるようになった。
最近増えている手口は勝手に健康食品等を送り付けた後添付の振込用紙で現金振り込みを強要するものだそうだ。
全く油断もスキもない。
我が国の高齢者65歳以上の15%は認知症患者だという。
残念なことだが判断力の弱った高齢者狙いの詐欺事件は今後も増え続けるのではないか。
こんな状況の中で犯罪被害を防止していくために冒頭にあげたような後追いの啓蒙策だけではとても不十分だろう。
以前聞いた話だが我が国で偽札作りがほぼ皆無になったのは「得られるカネと刑罰の重さを比べるととても割に合わない」ということが認識されるようになったからだという。
高齢者を狙った詐欺防止についても上述のような観点からの法整備が重要ではなかろうか。
もう遅すぎるくらいのものだと思うのだが。

米国議会のねじれ現象に思う

2013年10月05日 | 日記
米国議会の混迷により政府機関の一部が閉鎖されてしまった。
我が国の国会でも時折ねじれ現象が話題になり議会運営の空転が取りざたされるがそれにしても米国のねじれ現象はやることが荒っぽい。
そのせいで数十万もの連邦職員が自宅待機状態になり今後デフォルトもありうるというのである。
議会混迷の震源はオバマ大統領が主張する国民皆保険制度、通称オバマケアなのだがそろそろ共和党が妥協すべき時期ではないか。
いくらなんでもデフォルトは回避するだろう。
観光施設を閉鎖し観光客まで政争に巻き込むことすら尋常ではないと思う。
ニューヨークの観光名所「自由の女神像」も休業状態だそうだがふと40年ほど前に同所を訪れたことを思い起こした。
対岸のバッテリーパークにあるチケットブースで「One Adult,Please」と言って乗船券を求めたのだが受付嬢が「その言い方はおかしいよ」と言わんばかりの笑顔を返してきた。
今でもあの笑顔の意味は分からない。
あの場面でAdultを使うのは間違いなのだろうか、料金表にはそう書いてあるのに・・・。
いつまでも懐かしい思い出として残っている。

急成長企業の希望退職者募集に思う

2013年10月03日 | 日記
SNSの雄、グリーが全従業員の11%にあたる200名の希望退職者を募集したとのことだ。
グリーといえば昨年のコンプリートガチャ問題が表面化するまで破竹の勢いで成長しまさに我が世の春を謳歌していたように記憶しているがこの事業方針の急転回はどうしたことか。
おおよそ希望退職募集などというものは構造不況業種の専売特許みたいなものでグリーのような急成長企業には似合わない。
つい先ごろまで旺盛なテレビCMを展開していた同社は人員採用も同様に積極的に行っていたように思うのだが。
それにしてもいつの間にか企業は人員整理を経営のツールとしていとも容易く行使するようになってしまった。
まだ昔の構造不況企業のほうがよほど忍耐力があったように思う。
全ての企業経営者は「会社を守る」ということと同様に「雇用を守る」という社会的責任を思い起こしてほしいと思う。

首相の消費増税決断に思う

2013年10月02日 | 日記
昨日首相が消費増税決断に関する記者会見を行った。
発表内容は事前にリークされていただけに特に新鮮味を感じるものではなかったが気になる点がいくつかある。
一つは消費増税の前に政治家全体が身を切る努力をどれだけしたかということだ。
「一票の格差是正がそれだ」と言われたら国民は納得しないだろう。
「社会保障との一体化」が全く見えないのも当初の狙いから相当ズレてきていると思う。
これからの社会保障の姿についてイメージだけでも提示すべきだろう。
復興特別税の法人部門だけの前倒し廃止検討もよくわからない。
法人税減税が従業員の賃上げに結び付くなどという話は極めて限定的だと思う。
もし前倒し廃止するのであれば所得税の当該部分も同期化しなければ著しく公平感を欠くものだ。
どうも首相は前政権時代の3党合意を何が何でも実行したいようだがやや性急に過ぎる気がする。
いくら高支持率とはいえ国民の民意は驚くほど移り気なことも気に留めておいたほうがいいのではないか。

CEATECの変遷に思う

2013年10月01日 | 日記
昨日から幕張メッセで開かれているCEATECジャパンにはいろいろ思い出が多い。
昔は(データショウだのエレクトロニクスショーなどのイベント名が示すように)IT関連や家電製品などが中心でしかも来場客が各ブースを何重にも取り囲むのが常だった。
ところが昨日のテレビニュースを見ていたら今年の展示物の目玉はなんとトヨタやホンダなのだ。
無論ウェアラブル機器や4Kなどの展示もあるが主要展示物がクルマの類とは・・・。
これではエレクトロニクスの出荷高が減るわけだ。
スマート・カー(賢いクルマ)が主役というのはそれはそれでいいのだが主戦場であるIT、家電分野で韓国・中国勢に圧されて存在感をなくしているとしたら些か寂しい。
昨日も東芝のテレビ生産基地の整理縮小のニュースがあった。
CEATEC来場者数の退潮現象を我が国の人口減少傾向に重ね合わせているようでは日本の電子産業の明日はない。