演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/09/17 浅草演芸ホール・夜の部

2007-09-17 | 芸協定席見ブんログ
笑福亭羽光…『色事根問』

昔昔亭健太郎…『動物園』
(昔々亭慎太郎休演)

コントD51…「老婆と警官」

桂夏丸…『洗濯物』
【祝・二ツ目昇進!】

春風亭柳好…『悋気の独楽』

宮田章司…「納豆~朝顔の苗~※豆腐(×)~※ラオ屋~梯子屋~関西おでん~でいでい屋~かりんとう~チョイチョイ買いナ~よかよか飴~物産飴」

三遊亭左遊…『黄金の大黒』

三笑亭夢太朗…『代り目』

新山ひでや・やすこ…「漫才」

三遊亭遊三…『粗忽の釘』

《お仲入り》

桂幸丸…「漫談」

翁家喜楽…「太神楽曲芸」
(東京ボーイズ休演)

三遊亭遊吉…『一目上がり』
(春雨や雷蔵休演)

昔昔亭桃太郎…『お見合中』

北見マキ…「奇術」

春風亭小柳枝…『青菜』

檜山うめ吉…「木更津甚句~春はうれしや(秋・冬)~都々逸(三階節のあんこ入り)/京の四季<秋の京都・冬の京都>(踊り)」

三遊亭圓輔…『お直し』


昼の部と夜の部の間のアナウンスで携帯電話の注意がありましたが、こんなときにこんなアナウンスをちゃんと聞いている客は少ないと思います。
マナーについてのアナウンスはしつこいくらいに入れていただきたいものです。

羽光さんのこのネタは前座でかけるような噺ではないと思いますが…。

健太郎さんについては今後もコメントしたいとは思いません。
噛みまくりの冷えまくり。とにかく聴いてる方が辛くなる・・・。

D51さんの兄弟コントはオバちゃん達に大ウケでした。

二ツ目昇進の夏丸さんは赤茶色に乱模様の水玉の着物。群青色の袴といういでたち。
ただ、ネタは今ひとつだったかな?

柳好師匠は軽いながらも楽しい一席。

章司先生は珍しい売り声を2~3披露してくださいました。

左遊師匠の時、隣にオバさんが座ったのですが、バッグに鈴が付いていて開閉するたびに「チリンチリン」。
我慢の限界で席を移動しました。

後方に座って夢太朗師匠、ひでや・やすこさん、遊三師匠を聴きました。
少ないながらも良く笑うお客さんです。

幸丸師匠の時は最前列のオヤジがビニール袋をガサゴソ。
幸丸師匠も我慢の限界を超えたのかネタにしていましたが、意に介さない様子。
後述しますが、今日の客のマナーは本当にひどかった!

喜楽先生は傘と水雲井ですが、場内は感動の拍手。

遊吉師匠の「一目上がり」、桃太郎師匠の「お見合中」はいずれも盛り上がりに欠けた印象です。

マキ先生は珍しく一つ失敗がありましたが、それを感じさせずに見事な手際でした。

小柳枝師匠は早い展開の「青菜」でしたが、後半の部分は客席も盛り上がっていました。

うめ吉さんは紫の地に紅白の朝顔柄の着物。
「春はうれしや」も秋冬バージョンに変わり、都々逸ではあんこも入って明るい高座でした。

トリは圓輔師匠。
「最近あまりやらない噺」を客席から決を取り、半分くらいの拍手があったので「お直し」!
志ん生師の十八番ですが私は初めて聴きました。
ただ聴いてみると吉原の解説もわかりにくい部分があり、本題も現代では理解しがたい内容。
客席の反応も微妙でしたが、それでもこのような噺をかけた圓輔師匠師匠に敬意を表します。


今日は昼夜を通じて7組の代演がありましたが、出てきて代演と言ったのは昼の真理さんと、夜の遊吉師匠だけ。
他の5組の方々は普通に登場して普通の高座内容。
客は代演者が出るたびにプログラムを確認していました。
客はプログラム通りに出るものと思っています。
「寄席で休演・代演があるのは当たり前」なんて考える芸人さんや席亭さんがいたら、それは主催者側の勝手な思い込みです。
様々な理由で休むのは仕方ないにしても、代わりに出る芸人さんは代演であることを言って欲しいものです。

客のマナーについても言いたいことがあります。
とにかく今日の浅草はひどかった。
携帯が鳴るのが1人や2人ではありません。
あちらこちらで着信音が鳴ります。
また年配の人はすぐに切りません。相手を確認してから切ります。
切るならまだ良いほうで、中には「病院からだわ」と言って噺の途中で席を立つオバさん。
挙句の果てには敬老の日とあって、孫からかかってきた電話に出るジイさんまで・・・。
真理さんの時のアラーム音。バッグに付いている鈴。ビニール袋。
本当に気がおかしくなりそうでした。

ただ最初にも書きましたが、それを注意するアナウンスが少なすぎます。
特に年配の方や初めて来る客は気持ちが高座に向いていますから、携帯や身の回りの事についてはおろそかになります。
注意のアナウンスは何度言っても一向に構わないでしょう。

このままだと本当に浅草が嫌いになりそうで・・・。

と言ってる私も、何か迷惑をかけているのでは?と気になるこのごろです。