07/09/22 深夜寄席(芸協)

神田きらり…『寛永宮本武蔵伝 狼退治』

瀧川鯉橋…『だくだく』

瀧川鯉太…『転失気』

柳家小蝠…『死神』


きらりさんが出演の深夜寄席。先日の「芸協vs立川」にも出演された小蝠さん＆鯉太さんも一緒で、期待に胸を膨らませて開演を待ちました。
この日はＮＨＫの取材が入っていましたが、世間に晒せる様な顔ではないので私は丁重にインタビューをお断りしました。

開口一番はきらりさん。宮本武蔵の「狼退治」でしたが、通常の定席では時間の関係で前半までの読み物を今夜はタップリ全編聴かせていただきました。
客席にもカメラが入り、やたらと愛想とⅤサインをふりまくきらりさん。
楽しい高座でした

続いて鯉橋さん。「だくだく」を聴くのは２回目ですが、相変わらず綺麗な所作と軽快な語り口で楽しませてくれました。

鯉太さんはいつもながら客席が引くダジャレのオンパレード。
「またかよ！」と思いましたが、いつもの定席と違うのは時間が十分あるので「転失気」も最後までやりました。
そのサゲもいかにも鯉太さんらしい落とし方で、賛否の是非はともかくとして鯉太さんの熱意は感じさせていただきました。

トリは小蝠さん。浅草の“２５０円弁当”のおよそ有り得ないマクラから何をかけるかと思ったら『死神』
主人公の男を火消しと設定し、途中には最初の師匠のクスグリも入れ、サゲも男の職業に連動しているという見事な一席！
改めて小蝠さんの底力を感じた高座でした