演芸見ブんログ

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07/09/27 第1回 夏丸・雷太だしぬけ二人衆(増幸亭)

2007-09-27 | 講談会・落語会
春雨や雷太…『牛ほめ』

桂夏丸…『馬の田楽』

斎藤テル…「レトロな音曲」

《お仲入り》

春雨や雷太…『四人癖』

桂夏丸…『茄子娘』


夏丸さんが「茄子娘」、雷太さんが「四人癖」のネタ出し。
2度目の増幸亭に出掛けました。

開口一番は雷太さんの「牛ほめ」で、与太郎の馬鹿っぷりがよく表れていた高座でした。

袴姿の夏丸さんはお得意の「馬の田楽」ですが、のどかな風景が想像できる楽しい内容。いなか言葉も見事です。

ゲストの斎藤テルさんは“パフォーマー”という肩書き。
バイオリンで懐かしい童謡を弾いたかと思えば、フランス人形を相手に腹話術で戦前のモボ・モガ時代の歌や曲を披露。
世の中にはいろんな芸をやる人がいるものですね。感心しました

雷太さんの二席目の「四人癖」は、故桂小南師(二代目)の得意ネタで私も子供の頃何度も聴いた噺ですが、最近は演じる噺家さんも少ないだけに是非とも雷太さんには持ちネタの一つにして欲しいものです。
マクラの演芸大会は小南治師匠や遊雀師匠がやりますが、雷太さんも小南治師匠から教わったそうで、客席からは大きな笑い声が起こりました。

夏丸さんは4年半という前座生活を抜けて二ツ目になった途端“前座恐怖症”になったそうで、出囃子の「前座の上がり」を聴くと震えが来ると・・・雷太さんがマクラで話していました。
その夏丸さんの出囃子が「前座の上がり」
なんでもたまたまテープのスタートボタンを押したらかかったそうです
で、震えが来ることもなく「茄子娘」ですが、これは初夏に栄馬師匠がかけるようで、私は巡り合う事がなかったので何としても聴きたかった噺です。
他愛もない内容なんですが、茄子娘の描き方が可愛くて、雷太さんの「四人癖」と合わせて大満足の夜でした