07/09/21 末廣亭・夜の部

桂ち太郎…『道潅』

柳家小蝠…『ラブレター』

コントＤ５１…「老婆と警官」

春風亭柳太郎…『二度と行かないこんな店』
(桂文月休演)

桂右團治…『半分垢』

春風亭美由紀…「俗曲」

桂南なん…『碁どろ』

古今亭寿輔…『英語会話』
(桂伸治順序変更)

北見マキ…「奇術」

三遊亭笑遊…『魚根問』

三遊亭遊三…『代り目(酔っ払い)』

《お仲入り》

桂平治…『善光寺の由来』

Ｗモアモア…「漫才」

桂伸治…『かぼちゃや』
(古今亭寿輔順序変更)

桂歌春…『紙入れ』

鏡味正二郎…「太神楽曲芸」

柳家蝠丸…『応挙の幽霊』


日本橋亭から新宿へ！何とか夜の部の開始に間に合いました。

ち太郎さんは江戸っ子口調の活舌が気になります。ちょっと声を絞り過ぎているような…。

今席は伸之介師匠と小文治師匠を除く“文治一門”が番組に名を連ねていますが、小蝠さんは「ラブレター」でご機嫌伺い。
楽しい一席でした。

Ｄ５１さんは浅草に比べてウケが少なかったかな？

文月師匠の代演は同期の柳太郎師匠でしたが、何か最近は私と文月師匠との相性が悪いようで・・・。

大相撲も佳境に入り右團治師匠はタイムリーなネタでした。

美由紀姐さんは「さのさ」や「都々逸」「きやりくずし」といった江戸情緒タップリの内容。相変わらずパワフルです。

南なん師匠は最近よく聴く噺で、これは師匠のキャラにマッチする内容ですね。

寿輔師匠はおなじみの「英語会話」、マキ先生はいつものように見事な技。

笑遊師匠の自虐ネタと遊三師匠のおなじみの一席でお仲入りとなりました。

平治師匠、モアモア先生、伸治師匠と、浅草から新宿に変わっても楽しい高座。
特にモアモアのしん先生や伸治師匠は、私の連日の寄席通いに呆れているような・・・？？？

歌春師匠の「紙入れ」、大好きです！
普段は爽やかな歌春師匠が演じる新吉とおかみさんの濡れ場は、いやらしさを感じさせず明るい“濡れ場”です。

正二郎さんは時間の関係か「五階茶碗」がなかったのが残念。それでも見事な鞠と傘でした。

蝠丸師匠も風貌から幽霊はピッタリはまります。
残暑厳しいこの時期に、師匠の幽霊話は涼しさを感じる一席でした。