演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/09/20 浅草演芸ホール・夜の部

2007-09-20 | 芸協定席見ブんログ
瀧川鯉八…『新聞記事』

昔々亭慎太郎…『家族旅行作文』

コントD51…「老婆と警官」

桂夏丸…『馬の田楽』
【祝・二ツ目昇進!】

三笑亭夢太朗…『浮世床』
(春風亭柳好順序変更)

宮田章司…「納豆~貝~石焼芋~※金魚~※のこぎり目立て~屑屋~土瓶籐巻き~※おちゃない~吉原案内~朝顔苗~関西おでん~刺身~物産飴」

三遊亭左遊…『黄金の大黒』

春風亭柳好…『牛ほめ』
(三笑亭夢太朗順序変更)

新山ひでや・やすこ…「漫才」

三遊亭遊三…『代り目(酔っ払い)』

《お仲入り》

桂幸丸…『ハワイアンセンター物語』

東京ボーイズ…「歌謡漫談」

春雨や雷蔵…『垂乳根』

昔昔亭桃太郎…『お見合中』

北見マキ…「奇術」

春風亭小柳枝…『粗忽長屋』

檜山うめ吉…「木更津甚句~都々逸(三階節のあんこ入り)~粋なからす/京の四季<秋の京都・冬の京都>(踊り)」

三遊亭圓輔…『火焔太鼓』


鯉八さんの「新聞記事」は久しぶりですが、大分慣れて来たようですね!

慎太郎さんの口調が桃太郎師匠に似て来たような気がします。

D51さんの老婆が私を指差して、
『あのニイチャン、私ばっかり見てから・・・』
見てねーよ
そのせいかどうかは知りませんが、バアサンの杖が折れました

夏丸さんは黒の紋付に袴姿。
まだ“着られている”という印象ですが、そのうちにハマって来るはずです。

夢太朗師匠は将棋場面まで。後ろのオバさん2人組が汚い内容が出ると、
「キタナイ」「いやーね」
うるせーうるせー

そのババァ2人は章司先生の高座が始まっても喋りを止めません!
さすがに私も堪忍袋の緒が切れて、
「静かにしてくれませんか!」
章司先生は「おちゃない」というリクエストに驚いていましたが、関東で言う「落ち毛集め」の京都風だそうで、このようなリクエストにも応える章司先生、さすがですね!

ここで中学生の団体が入り2階席へ。
左遊師匠はいつもどおりの高座。

柳好師匠の「牛ほめ」の与太郎は明るくて軽くて大笑いでした!
それにしても後ろのバアさん達は相変わらず、与太郎の鼻紙話などに「いやーっ」「きたなーい」の連発。
こういう人達は普段、どんな生活を送っているんでしょうね?

ひでやすさんの漫才は中学生にも結構ウケていたような・・・。

遊三師匠は「代り目」でしたが、中学生の団体がいるなら「ぱぴぷぺぽ」でも面白かったのではないでしょうか?

食いつきの幸丸師匠はいつもの自虐ネタではなく「ハワイアンセンター物語」のフルバージョン。
おそらくWOWOWの収録用だと思いますが、フルバージョンは初めてなのでラッキーでした

東京ボーイズの2人は「千の風~中ノ島」のパターン。
こちらもいつ見ても聴いても爆笑です。

雷蔵師匠は「垂乳根」でしたが、やはり中学生の団体がいるならこうでなくちゃ!と思いましたね。
別に年配者向けの噺でもいいんですが、こういう時は中学生優先のネタ選びをして欲しいものです。

ここで中学生の団体がお帰り。
いつものように桃太郎師匠がゆっくり登場。
ただこの「お見合中」は爆発力がないような・・・

マキ先生の技には後ろのオバさんも驚きと溜息の連続。いつの間にかオバさんは1人になってました???

小柳枝師匠は粗忽者のマクラから。先代(8代目)小柳枝師の粗忽ぶりを話した後、その流れでそのまま本題へ。
熊さんと八っつあんのやり取りに、取り調べのおじさんも巻き込んでの大騒動!
面白いなぁ~

うめ吉さんは涼しげな白と紺の着物にピンクの撫子柄の帯。
今日も三階節をあんこに挟んでの都々逸が聴けました

圓輔師匠は「物売り」「売り声」のマクラだったので、“井戸茶”かと思いましたが・・・。
17日が『お直し』で、楽日が『火焔太鼓』といずれも古典の名作ネタ。
残りの3日間は何をかけたのか?気になって仕方ありません!


今夜の浅草は順序変更こそあったものの休演・代演がないという、浅草にしては珍しい夜でした