※燃費に関する記事は、→ カテゴリー「燃費」で見る事が出来ます。
さて、前回は、燃費比率で15年前のKeiワークスの方が、今のスペーシアギアを上回っている。という、ちょっと衝撃的な事実をアップしたわけですが・・・。
15年の技術革新が有って、しかもHV車が、カタログ燃費の比率で負けるって何!? っていう気持ちが強いんですよねぇ(><)
因みに、燃費性能的にはカタログ燃費を十分上回っているから不満では無いのだけど、私の目標ラインは25km/Lだから(笑)
何故なら、車載瞬間燃費計は、平地を走る限り30km/L以上を余裕で表示してくれているわけ。
ただ、アップダウンの有る「私が設定した燃費テストコース」では、初見で26.2km/Lだったので、日常使いの生涯燃費はこのコースの燃費より若干落ちるから、25km/Lはかなり気を使った走りをしないと難しいかもしれない・・・
余談だけど、このテストコースの初見燃費(車載燃費計)と実燃費の違いは・・・
初見燃費 生涯燃費
初代初期型シエンタ 19.0km/L 16.0km/L
70系ヴォクシー 17.7km/L 15.9km/L (多分生涯燃費16km/Lに届くでしょうw)
スペーシアギア 26.2km/L 22.15km/L (そろそろ頭打ちかも・・・)
って感じ。
そして、この比率がまた興味深い。
初代初期型シエンタ 84.2%
70系ヴォクシー 89.8%
スペーシアギア 84.5%
初見時の燃費計表示より10~15%落ちが実燃費(生涯燃費)、って言うのが実績としてわかるんですよねぇ。
ヴォクシーはかなりエコ走りの仕方がわかってきたから、生涯燃費が上昇中。
スぺギアも、もう少しHVの有効活用が分かれば、伸ばせそうだけどさ・・・。
(トヨタのストロングHVなら、代車の時にカタログ燃費越は出せる様になったけど、マイルドハイブリッドHVは初体験だからねぇ・・・。
まだ伸ばせる余地はあると思うけどねw)
でもさ、エンジンが違うシエンタやヴォクシーは置いておいて、同じ系列のエンジンを積んだKeiワークスに比べ、燃費の比率が悪いのは何故だろう???
っていう疑問が沸く・・・。
(因みに、Keiワークスは車載燃費計が無いので、ここでのチャレンジは実燃費に合わせた燃費マネージャーでの確認のみ)
と言う事をよくよく調べてみると、CVTって伝達効率が悪いらしい。
軽自動車のCVTの伝達効率は、40km/hで76%だそうだが、対してMTは98%以上だそうだ。→ 過去ログ・CVT解説動画
平地を走っていても、CVT車は制御用の油圧ポンプを回したり・変速ベルトの摩擦損失等で、24%の駆動力がロスしているという事になる。
因みに、軽自動車のエアコンの駆動ロスは10%くらいらしい。
CVTの伝達効率の悪さと、エアコン駆動ロスを、同じように燃費に反映して良いものか、というのは有る。
でも、単純に考えれば、ワークスがエアコン2台回しているに等しいロス、を、CVTのスペーシアギアはやっている、とも言えそう・・・。
と考えると、アップダウンの多い環境の私の生活県内では、CVT車がカタログ燃費比率が悪くても、仕方ないのかもしれない・・・。
(じゃ、JC08モード燃費を余裕でぶっ飛ばしてるヴォクシーは何なの? って事は有るのですけどね(苦笑))
※JC08モード13.8km/Lに対して、15.9km/Lだから、115%・・・(^^;)
個人的見解だけど、2Lエンジンだからトルクが高いので、アップダウンの多い環境に強いと言えるのかもw
確かに、エアコン入れるとロスは大きいし、燃費にも影響してくる(^^;)
給油直後にエアコン使ったまま自宅に帰る猛暑の頃が有ったけど、ワークスでもその短距離燃費は17km/L台までしか出なかった気がする(^^;)
そう考えるとこの伝達ロスでスペーシアギアは燃費が伸ばせない、と言えるかもしれない。
と言う事は、伝達ロスを減らす走りをしてやれば、もう少し燃費が伸ばせるかも? って話になりそうだけど・・・。
それと、マイルドHVを有効に活用できる走り方、もまだ手探り、という課題は有るが・・・。
次回燃費回は、「やっぱMTだから、ドライバーの意思でエコドライブできるんだよw」という現実をご紹介。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます