日曜なのに会社に出勤してました(苦笑)。
帰りに回り道をしたらホンダのディーラーが有ったので、ちょっと道草w
先週プリウスに試乗。
「205万円のグレードならお買い得」という印象を受けていたので、逆にインサイトにも興味がグッと出てきました。
友人のSさんがホンダユーザーなので試乗したか聞いたところ「まだ」との事。
彼が試乗したらそのレポをお願いしたのですが、結局寄り道が試乗まで行ってしまいました(苦笑)
(Sさん、ごめんなさい (^^;))
対応してくれたセールスマン氏によると、最近「プリウスを見てきました」というお客さんが多いという。
プリウスの廉価バージョンが出た為、比較するお客が増えたのだろう。
セオリーどおり後席やラゲッジスペースを見る。
ラゲッジのサイズはプリウスとほぼ同等。
ラゲッジ下にあるアンダートレイの深さはインサイトの方が有りそうだが、ここはそれ程気になる差は無い。
後席の広さも十分。
ヘッドクリアランスのゆとりはプリウスとそっくりで、頭上の隙間は「同じ車」と思えるくらい(笑)
ただ、後席のレッグスペースは予想された通りインサイトの方が狭い。
しかし、それは前席を一番後ろに下げた状態での話。
前席が通常のドライビングポジションなら、足元には十分なゆとりが有る。
プリウスは前席を最後尾に下げた状態でも十分な余裕が有るが、インサイトのサイズでも十分に感じた。
「ヴィッツより狭い」とトヨタのパンフではうたっていたが、それは寸法上狭いだけであって実用上何のデメリットを感じないだろう。
では運転。
ドライビングポジションは、やはりあの分割式スピードメーターで制約を受けた。
私にとってはハンドルのポジションが気持ち低い。
しかしハンドルを自分のポジションに合う位置まで上げると、スピードメーターがまるで見えなくなる。
このメーターは、私がインサイトを買う場合かなりの制約になると思う。
おまけにハンドルでメーターが上下に分割されて見えてしまい、メーターの視認性のつながりは良くなかった。
燃料計やモーターの充放電状態を示すメーターはもうワンサイズ小さくしても十分だろう。
ハンドルの内側に全部メーターを収める事もできると思う。
個人的には、今後改善してもらいたい部分。
さて、エンジン始動直後、セールスマン氏が燃費計をリセットしてくれた。
試乗する人はやはり燃費を確認するそうだ。
(エコカーなのだから当然か (笑))
ちなみに、私の前の試乗歴は2回有り、ともに21km/h台だった。
無理してエコドライブしなくても、この数値は出せそうだw
プリウスと違い、一般車そのもののキー操作とギア操作で走り出す。
その使い易さは、初めてインサイトを運転する人が迷う事は無い。
ハンドルはプリウスより軽く、プリウスには無い「きびきび感」がすぐ伝わってくる。
200kgに近い車重の軽さだけでは無いだろう。
インサイトよりより100kg重い私のシエンタも軽快感はあるから、プリウスの重めのハンドルは「味付け」だと思う。
ハンドリングが悪いわけではなかったからねw
エンジンをスタートしてから数秒間は止まったままでちょっとセールスマン氏と話していた。
この間エンジンはアイドリングで少し回っただけで停止している。
その後、走り出しはごく普通のCVT車で、運転で特に目立った印象は無い。
3本スポークで急操舵にもミス無く回せそうなインサイトのステアリングだが、いかんせんドライビングポジションが私の好みの位置に合わない。
これは例のスピードメーターのお陰だから、困ったもの。
交差点での直角カーブを曲がる時などは軽いので回しやすい反面、ポジションが私に合わないのは明らかにマイナスポイントだった。
約1km走行して信号は2回止められた。
しかし気が付くと、既に区間燃費計は19km/Lを記録。
エンジンが何処まで冷えていたかは水温計が無いのでわからないが、外気温は前回のプリウスの時と同じ19゚C。
エンジンの排気量が小さい・エンジンを回すこと主体で造られているから、始動直後のエンジンの暖まり易さはインサイトの方が上のようだ。
コールドスタート時の燃費性能もインサイトの方が上だろう。
50~60km/hでの瞬間燃費は大雑把な目盛りなので解りにくいが25km/L以上をマーク。
私の前の試乗者の「試乗時の区間燃費」が21km/L台だったのもうなずける。
そして、交差点で停止している時はアイドリングストップ。
これなら渋滞で苛々する事も無い(笑)
一度平坦なところで「全開加速してみてください」と言われてやってみると、60km/hからスルスルと80km/hを超えるまで加速。
1.3Lとしては十分な加速力だが、エンジン音の立ち上がりに速度が全然リニアに付いてこない(苦笑)
これについてはスポーツ度はゼロで、シエンタより感覚的には悪かった。
スポーツ走りを楽しみたい人は、絶対MTモード付のLSグレードを選ぶべきだろう。
このエンジン音と加速のギャップは大き過ぎると思う・・・(^^;)
さて、エンジンが温まってからも燃費計は伸びつつあるが、このコースではどうやら24km/Lくらいで頭打ちのようだ。
私のKeiワークスが20km/Lをポーンと出して、それ以上は頭打ちになるのに似た感覚。
試乗コース約13kmを走って15分弱。
今回のインサイトは私の通勤路に近い条件の郊外道路。
条件は前回のプリウスよりインサイトの方がぐんと良かったが、結果は23.8km/Lだった。
他の二人の試乗者に対して1.8km/L以上差をつけた結果になったから、私は普通に走ってもかなりエコ走りを実践しているのだろう(笑)
しかし、JC08モードカタログ燃費26km/Lには及ばなかったが、コールドスタートで僅か13kmの走行では、これは良い結果では無いだろうか。
対してプリウスも市街地メインとはいえ平均では23km/L程度だった。
同一条件ではプリウスの方が燃費は出せると思うが、プリウスはコールドスタート部分の燃費が悪い(これは別途アップします)。
通勤主体の使い方をしている人で片道10km未満の走行距離の場合、インサイトを買った方がカタログに対する実燃費の落ち込みが少なくて済みそうだ。
比較にはならないけど参考まで。
試乗コースと同じ方向が偶然帰宅路と一致していたので、途中までホットスタートのシエンタで燃費を測ってみました。
結果は、22.5km/Lをインサイトで記録した交差点で、シエンタで16.7km/Lでした。
このシエンタの16.7km/Lはこの季節のシエンタのアベレージ燃費。
インサイトはコールドスタートで22.5km/Lだったわけだから、その分シエンタよりハンデが有る。
それを考えると、私の通勤路をインサイトで走ったら、余裕で25km/Lくらいは記録しそうですw
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- Luxio [2009年5月31日 22:55]
- こんばんは^^
インサイトのスペースユーティリティ、ラゲッジルームを実測してきましたが、ラゲッジフロア長の寸法差は、おおよそ100mm程度でインサイトは1400mm程の長さを確保されているので、実用的な形に纏まっています。
このクルマとプリウスを比較し、個人的にアドバンテージを感じたのは、ステアリングの手応えで、がっちりとしたステアフィールが好印象ですね^^
そして、アイドリングストップ時の大きな違いは、インサイトはDレンジのみ、プリウスはどのレンジでもOKという点、この辺の設定は、ハイブリッドデバイスによるものなんでしょうね。。。
目下、向こうのインサイトとプリウスの比較をヤロウと考えていますwww
P.S プリウス&インサイトの記事、TBして置きました^^ - まめ八 [2009年6月2日 10:35]
- おはようございます。
レポートを拝見した限りでは私の場合、通勤車として使用することを仮定するならばインサイトの方が良さそうです。!(^O^)
確かに、燃費や装備(安全装備も含む)を考えるならばプリウスも捨てがたい魅力を持っていますが、税金や車のサイズなどまで考えていくとインサイトかな?なんて考えてしまいます。
“エコ”というと、メーカーのCMの影響もあってどうしても燃費にばかり注目が集まるのですが、こうした車の大きさや税金面も含めて考えていく必要があると思います。
そうした意味から、“エコ車”としては、大衆車であるインサイトの方が本道を歩んでいるような気がします。 - デコちゃん [2009年6月3日 11:45]
- こんにちは!
すごく細かいレポートで、そのへんの雑誌よりもとても参考になりました!
個人的な感想としては、一長一短ですね。
プリウスもインサイトもどちらも捨てがたい!
ここまで選べない感じになってしまうと、最終的に大きな決め手になるのは、私個人としては、ディーラーの担当者とのフィーリングになっちゃうかもしれないです。 - kuru [2009年6月4日 2:35]
- こんばんは。
インサイトもプリウスも試乗したいなって思っていますがなかなか行けてません。
EP82-SW20さんのレポは参考になります♪
私は試乗してもあまり細かい点は分かりませんので違いが実感できない事も(汗)
私はトヨタ派なので不満があってもトヨタ車になるんだろうなぁ~って(^_^;) - EP82-SW20 [2009年6月4日 20:15]
>Luxioさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
外見こそ似ていますが、車のグレードが異なりますよね。
5ナンバーサイズで庶民向けのインサイト(でも、特に安っぽくは感じません)
受ける雰囲気は1.8Lクラスです。
片やオーバー5ナンバーサイズのプリウスは2.4Lクラスですからね。
実用でも十分なインサイト・ゆとりのプリウス、そんな感じでしょうか。
比較レポ、楽しみにしていますw
>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
燃費やエコについては、私もインサイトの方が本筋と思われます。
片やプリウスは、本日アップする記事で示すような懸念点がありますね。
排気量を増やしても燃費が上がった理由が、わかる様な気がしてきましたよ。- EP82-SW20 [2009年6月4日 20:21]
>デコちゃんさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
お褒め頂いてありがとうございます(^^)
私の視点で見たレポートが解り易いのでしたら、それはアップする甲斐がありますよw
本日プリウスの「実燃費」の考察をアップします。
それも参考になれば幸いですw
>kuruさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
参考にして頂いてありがとうございます(^^)
本日アップしますが、プリウスは「実燃費」に懸念があります。
でも、私もネッツのセールスマン氏が長い付き合いの友人なので、彼から車を買いたいですw- 真鍋清 [2009年6月5日 19:56]
- こんばんは。インサイトもプリウスのお陰で売れ行きは下降線をたどっていますがそれでも車種別ベスト10にはきちんと入っておりますし、街中でも頻繁に見かけます。やはりプリウスとは異なった、5ナンバーサイズの軽便な(好意的な意味で)ハイブリッドカーを必要とする人口は一定以上いて根強い勢力だという事が判ります。
EP82様も仰られている通り、新型プリウスは上質な分、2.4Lクラスの車格感=Cセグメントを通り越して本格的にDセグメントに入り、VIPの乗用まで考慮に入れているのに対してインサイトは日本の伝統的小型ファミリーカー、そう1.8Lクラスの車格感で日本人にも親しみやすいイメージがあるのは否めないと思います。
願わくばホンダ側もごつごつする乗り心地を減衰力見直し等で改良し、さらにモーターの容積をアップして現状の平均20km/l内外から25km/lまで誰が乗っても出せるように改良して、プリウスEXなりヴィッツベースのハイブリッドに真っ向勝負できるように育ててもらいたいです。 - EP82-SW20 [2009年6月5日 20:33]
>真鍋清さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
ホンダのセールスマン氏も「乗り心地が硬い」と説明していました。
ただ、私はモータースポーツやっていた人間なので、硬くても気にならないです。
Keiワークスなんて、後輪はセラミック塗装の路面でポンポン跳ねますよ(笑)
先日母親乗せたら「シエンタの方が良い」とこぼしていました(苦笑)
インサイトの場合、スポーツ志向のLSグレードなら硬くても良いと思いますが、ノーマルグレードではやはり「ジェントル」な乗り心地が一般的には求められるでしょうね。
対してプリウスはそんな硬さは無くしなやかですが、足回りのできは良かったです。
その気で走ってもそれなりについてきてくれる足回りを持っていると感じましたw
ワンランク上質な雰囲気を味わいたい人には、プリウスはお勧めですねw- 五里霧中 [2009年7月10日 0:44]
- こんばんは。
今日の帰り、インサイトを見かけました。
後ろ姿はプリウスより、インサイトの方が好きですね。 - EP82-SW20 [2009年7月10日 23:21]
>五里霧中さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
インサイト、こちらでもよく見かけますよ。
既にiQより多く見ます。
プリウスも最近見かける頻度が増えましたよ。
五里さんはインサイトファンですか。
私もインサイトの方が後姿は良いかも。
プリウスは前モデルとちょっと見間違いしそうです(^^;)