といっても「こまち娘」ではありません(笑)。
先日、秋田県に出張に行ってきました。
埼玉から秋田まで、「日帰り」出張(オイッ)
新幹線ができ移動手段の高速化は、埼玉-秋田間の日帰り出張も可能にしてくれました。
(それが良い事なのか分からないですけどねぇ・・・。)
デートしたのは「こまち」1号。
列車番号から分かるように、秋田行き「こまち」の始発です。
こいつに乗れるように大宮駅に向かったのですが、最寄の駅では始発に近い時間に乗る事になります。
通勤時間帯なら5割は埋まる座席は、ご覧の様にガラガラ。
空気を運んでいますね。
これでも都心に向かう路線なので、10分に1本は発車しています。
大宮に到着すると、2階建ての「やまびこ」とご対面。
ふと見ると、一階の窓はこんなに低い。
ミニスカートの女性の皆さん、2階建ての列車が来るホームに立つ時は、黄色い線の内側に下がりましょう(笑)
やがて「こまち」が来る時間になると、なにやらアラーム音が鳴ってホームに有るガードが動き出しました。
左側にあるガードの先端が右側に「うにょ~っ」と動いて、画面中央右側まで移動したのです。
ガードには伸縮するピンクのベルトが二つ付いています。
つばさ・こまちの乗降場所以外はこのようにガードされています。
「やまびこ」の発着の際には全然動かなかったので、その時つばさ・こまちの乗降場所前もガードが有るわけではないのです。
何故動き出したのか?
これは「こまち」に乗り込む時に分かりました。
「こまち」や「つばさ」は在来線を走れるミニ新幹線。
通常の新幹線に比べ車幅が狭い(室内も4列シートです)。
そのためホームと車両の間には20cm程度の隙間が開き、昇降口にはそれを埋めるステップが車体からせり出します。
通常の新幹線である「やまびこ」は昇降口が無い部分もホームと車体との隙間はありませんが、「こまち・つばさ」はステップ以外の場所は隙間が有るので、ガードが無いと誤って足を踏み外す危険が有るからですね。
「こまち」に乗り込む際、このステップを踏んだので、「ああ、この理由かw」と納得したのでした(笑)
しかし、写真は撮り損ねたので、帰りに撮るつもりでした。
肝心のち「こまち」の写真はどうしたのかって?
大曲で進入してくる「こまち」を撮るつもりで、この時点で撮影していなかったのです。
それが結局失敗の元でしたが・・・(^^;)
大宮からの途中停車駅は仙台と盛岡のみ。
盛岡で「こまち」は併結している「はやて」と別れ、田沢湖線に乗り入れて、田沢湖・角館・大曲と進みます。
大宮-盛岡 約2時間。
速度の出せない田沢湖線では、盛岡-大曲 約1時間。
田沢湖線は緑溢れるローカル線で、在来線の特急列車を「こまち」が代わりにやっている、そんな印象です。
ここは単線区間なのですが、驚いた事にこの1時間ですれ違ったのは「こまち」2本のみ。
つまり、私が通過した時間帯、在来線は走っていない。
地元の一般客にとっては、新幹線こそ走っているけどそちらばかりが優先されて、日常の足として殆ど役に立っていないのでは?
そんな印象を受けました。
単線なので、「こまち」自身も交換停車して対向して来る「こまち」とすれ違い。
乗降できる停車駅ではない駅でも止まる必要が出てきます。
「踏み切りのある在来線を走るので速度が出せない」事もありますが、その「交換待ち時間」も所要時間短縮の足かせですね。
かといって複線工事するには時間とお金も掛かるし、その投資に見合った乗車率が必要でしょうね。
さて、大曲に到着、ここで3時間デートした「こまち」とお別れ。
これから奥羽本線で一路横手を目指す。
ここも名前こそ「本線」だけど、一時間に一本のローカル線。
ここでは寒冷地ならでわの装備と、ローカル線では良くお目にかかる物をご紹介。
この扉の右側にある「開閉ボタン」
これは、首都圏でも一部のローカル線で見られるボタンで、このボタンを押さないとホームで止まっても扉が開かない。
夏場の冷房・冬場の暖房対策で、乗降客の多い都市部ではあまり見られない機構。
東京から初めてここに来た人は、この操作がわからなくて戸惑うだろうな。
編成によってはワンマン運行なので、無人駅では降りる時に運転手のところで運賃を払って降りる必要が有ります。
その場合、全車両のドアで運転席の近くの扉以外、ボタンを押しても開かないようになっている。
知らない人は無人駅で降り損ねる事になりそう・・・。
もう一つはローカル線にしかない、この「ステップ」
ローカル線は都市部に比べてホームの高さが一段低い。
その段差を緩和するためのステップが、車両に設けられているのです。
こまちが田沢湖線に入った後に降りる駅では、毎回「ホームが低いのでお気をつけください」とアナウンスされています。
こまちには一段低いステップはありませんから。
乗った車両は2両編成のワンマン運行。
一時間に一本なのに、夏休みと時間帯のせいか、途中の2駅での昇降客はのべ10人未満。
これは・・・・
絶対的に利用客が少ないからお客が少ないのか、それとも不便だから車に流れてしまっているのか・・・。
両方ですかね(^^;)
途中の駅に歴史を感じさせる名前の駅がありました。
その名も「ごさんねん」
歴史を勉強した人なら、頭の片隅にこの名が思い浮かぶかも知れませんね。
歴史に登場する「後三年の役」(ごさんねんのえき)
その古戦場に作られた駅なので、「ごさんねん」としたらしい→ウィキペディア
名前の由来を知らなかったので、思わず「え~っ!?」と写真を(笑)
この後、現地で仕事で写真を撮ったりメールをしたりしていたら、帰りの列車に乗る頃にはバッテリーレベルが1本になってしまった。
帰りのこまちに大曲で乗るので、その進入してくる姿を撮影しようとカメラモードにしたら・・・。
「バッテリー不足で撮影できません」だとさ・・・(あらら・・・)
結局復路は美味しい写真を一枚も撮る事ができず、ひたすら車内で寝ておりました(爆)
あ~あ、せっかく久しぶりの出張だったのに・・・。
でも、片道5時間と言う事は、往復10時間。
一般企業は8時間が定時勤務。
移動するだけで2時間残業になるわけよ。
多分日本の企業って、一日8時間勤務を定時って考えていないんだよね(><)。
コメント--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。- ファシスト [2009年8月9日 19:40]
- こんばんは。
こまちには何度か乗りましたが、うにょ~って伸びるガードには気がつかなかったですねぇ。
ちなみに広島のローカル線にも開閉のボタンはついています(笑)
最近の携帯は性能がいいのかそうでないのか、バッテリーがすぐになくなります・・・・
でも、ゆっくり眠れてよかったですね!
- まめ八 [2009年8月9日 21:56]
- こんばんわ。
今年の夏は、東北か四国に旅行に行く予定だったのですがオヤジの入院で駄目になりました。(T△T)
でも記事を拝見して少しだけ旅行した気分になれましたよ。有難うございました。
2011年には熊本にも新幹線がやってきます。
地元の経済界は歓迎しているようですが、私は必要無いどころか熊本が単なる素通り地になってますます衰退しまうような気がしています。
ところでお米の“あきたこまち”の袋に出ている女性はきれいですよ。!(^O^)
- きのこ [2009年8月9日 22:27]
- お疲れ様で~す。
新幹線はたにがわ、とき、しか縁がないです。。。
東北行って見たいですねぇ。
そうそう・・マリア・・あの預言者です。
これと言った悩みもないようですが、、(笑)
- EP82-SW20 [2009年8月9日 23:17]
>ファシストさん、こんばんは。 連続コメントありがとうございますw
やまびこが発着した後にこまちやつばさが来ないと、最初からガードが出ている状態では。
それだと気が付かないかもしれませんよ。
私もアラームが鳴ったのでガードがせり出していることに気がついたくらいですから。
広島でもボタン付いていますか。
乗降客が少ない列車では必要なのでしょうね。
携帯はちょっとバッテリーが持ちません。
前のD506iのバッテリーの持ちが悪くなって換えたのに、その時と大差無いですよ(--メ)
- EP82-SW20 [2009年8月9日 23:19]
>まめ八さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
お父さん、お大事にしてくださいね。
私も殆ど旅行ができない身の上なので、この様な出張は「電車に乗れる(笑)」という事で美味しいw
ですけど、往復10時間掛かっても、現地での仕事分しか仕事した事にならないのですよ。
8時間未満なら8時間勤務した事になるのですけどねぇ。
今回のように寝ていられる移動なら許せますけど(苦笑)
新幹線至上主義になって在来線が廃れる、それが地元の人にははた迷惑な話かもしれません。
山形・秋田新幹線ができたことで、線路幅が変わったため、福島-秋田-青森の直通列車が無くなって不便になった、という声もあるそうです。
- EP82-SW20 [2009年8月9日 23:32]
>けいづか木の子さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
そちらは上越方面ですからねw
新潟にも日帰り出張を2回ほどしています。
こちらもほぼ始発のしんかんせんだったきがしますが・・・(^^;)。
あのマリアでしたか(!)。
どんな内容だったのか、興味深いですw
- にーなな [2009年8月11日 12:35]
- こんにちは。
秋田へのご出張、お疲れ様でした。
”こまち””つばさ”のステップには私も気にしてはいなかったのですが、入線してきた列車をふと見たときにおーっと納得しました。
私も数ヶ月前ですが秋田へ出張の時がありましたが、なんという駅でしたか・・?進行方向とは逆に発車したのであれ?と思ったことがあります。
このときは”こまち”初乗車でしたのでちょっと楽しかった?ですね。笑。帰りの”こまち”ではビール飲んでいつのまにか寝ていました。笑
- EP82-SW20 [2009年8月11日 13:26]
>にーななさん、こんにちは。 コメントありがとうございますw
逆になる駅は「大曲(おおまがり)」駅です。
秋田からここまでは、乗客は後ろ向きで座ってきていましたね。
座席を回す手間で停止時間が増えるから、大曲-上野間の距離の長いほうを進行方向前方としているのでしょうね。
私は田沢湖線内では景色を堪能していました。
ここは「電車でGO」でも走れる路線なのでw
- 五里霧中 [2009年8月11日 23:17]
- >「こまち」や「つばさ」は在来線を走れるミニ新幹線。
へ~そうなんですね。
ピンク(色が可愛いですね)のベルトは安全対策というわけですか。
電車の旅(EP82-SW20さんはお仕事でしたね^^)って滅多にしないので、
たまに乗るとワクワクします。
出張いいなー。。。
- EP82-SW20 [2009年8月12日 21:38]
>五里霧中さん、こんばんは。 三連続コメントありがとうございますw
あれ? ご存じなかったのですか。
線路の幅のみ新幹線サイズで、車体は在来線の寸法で作られているのですよ。
それなので、新幹線のホームですと、車体とホームの隙間を埋めるステップが、車体からせり出してくるのです。
これが故障で出てこないまま扉が開くと・・・。
多分降りる人がホームに落ちます(^^;)
鉄道好きな私ですから「こまちに初めて乗れるのだから、ハードな日帰り出張でもたまにはいいかw」で済みますけどねぇ(笑)
移動中は完全に「旅行気分」でしたw