気の向くままに、今日の話題をお届け

以前は、Gazooブログ「今日の話題は」をやっていました。
基本、忘備録的日記です。

シエンタのシフトレンジ「S」、正しい使い方は?

2007-12-25 21:59:39 | 

シエンタでCVT車に乗ってかれこれ4年近く。
未だにシフトレンジの「S」の「スポーツ」としての「正しい」(?)使い方がわかりません。

「S」レンジって、な~に?

 

CVT車、全メーカー共通のシフトレンジと思っているのですが、違っている可能性もあるので、写真を。

 

 

 

この赤丸位置にある「S」なるレンジです。

 

各レンジをご紹介すると、

 

P  パーキング

R  リバース

N  ニュートラル

D  ドライブ

S  スポーツドライブ

B  ブレーキ

 

「P」~「D」までは通常のATでも同じ呼び名でしょう。

「B」はエンジンブレーキのレンジ。ATでいうと、「L」に相当します。

いわばAT車の1速。

 

「B」の使い方は、ATの「L」と思ってもらえばまず間違いない。

そのような使い方をしていて特に不満も問題も無い。

 

わからないのが「S」

 

カタログでは「スポーツドライブモード」なんて書かれている。

初期型の私のシエンタだけでなく、マイナーチェンジ後の現行シエンタが出た頃のカタログも同じ。

で、取説ではどうかというと、先ほど書いた「S」は、「スポーツドライブ」とある。

しかし、日本語では「坂道走行」と書かれている(おぃっ)。

更にコメントとして、「下り坂では軽いエンジンブレーキが得られます。上り坂ではエンジン回転数の変化が少ない滑らかな走行ができます。」と書かれている。

 

これが「スポーツ」(?)

 

「じゃあ、どっちが正しいの?」というと、実際の走行フィーリングから言うと、「S」はATの「2」に相当するだけで、スポーツでも何でも無い。

 

山道を「S」に入れたままで走ると、ATの「2」のまま走っているようなものだから、エンジンは回りすぎてうるさいだけ。

「S」にすれば少しは加速力がアップするかというと、「D」でアクセルを踏んだ方がフィーリングは良い。

 

高速道路で100km/h走行中、「S」にすれば少しは違う?

電子制御スロットルだから、100km/hで「S」にしても、エンジンは1600回転から一気に4000回転まで勝手に吹け上がるが、仮にここでアクセルを踏みつけてもエンジン音がうるさいだけで、思うような加速を得られない。

「D」のままアクセルを踏みつけキックダウンさせた方が早く加速に移れる。

 

通常の4ATならキックダウンよりO・Dオフした方が早く加速できるのと対照的だ。

 

そもそも、4AT車で高速を100km/hで走行中「2」にシフトダウンするなんて急減速してしまうから、こんな行為をする人もいないだろうけど・・・。

いや、車が危険と認識してシフトダウンしないかもしれない。

 

 

さすがにメーカーも「スポーツ」でない事に気が付いた用で、最近のオーリス・イスト・ルミオン等の車のカタログには「スポーツモード」の記載はなくなった。

 

しかし、オーパから始まってヴィッツが既にCVTで先行しているわけでしょ。

シエンタも私の初期型が出て2年は経ってのマイナーチェンジ。

それでもシエンタのカタログに「スポーツモード」・・・。

 

 

「どこがスポーツやねん!」

 

 

ちなみに、ATの2速はMTの2速・3速の中間くらいのギア比。

それをふまえた上で峠道、MT車で2速で走っていたカーブをすべて「D」→「S」に落とし、カーブを抜けたあたりで「D」に戻してやると、エンジン音もさほどうるさくならず、スポーティな雰囲気だけは味わえる(苦笑)

だからといって、それが速く走れているとはとても思えない。

 

ついでに言うと、単なるCVT車は高速道路のアップダウンが非常に苦手。

5%くらいの上り坂に入ると、4ATなら同じギア比を維持して走ってくれるから、ドライバーはアクセルを少し余分に踏むだけで良い。

でも、CVTは勝手にギア比を変えてくれる。

するとエンジン音は大きくなるから、ドライバーとしてみると「アクセルを踏んだ分坂に応じて速度を維持している」と勘違いする。

事実メーターを見ていない場合、気がつけばエンジンはうなっているのに速度は60km/hぐらいに落ちてしまっていた、という事が有りうる。

一度、目の前でストリームがそれをやってくれて、こちらは後続に邪魔されて車線変更できず、仲良く60km/hまでお付き合いする羽目になった・・・。

 

これがマニュアルモードの有るCVTなら、マニュアルにしておけばギア比を勝手に車が変えることはないから、高速では走り易いだろう。

それが選べないグレードにはせめて「ハイウェイモード」として、多少のアクセルワークでギア比が余り変わらないモードがセレクトできるようにすべきでは。

 

 

トヨタさん、CVTにはこんな使い勝手の悪さがあること、わかってます?


コメント
--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
hotosa [2007年12月26日 0:14]
こんばんは~
これは単なるギア固定モードですね(苦笑)
2速相当固定というなら、SNOWモードが近いかな?
>事実メーターを見ていない場合、気がつけばエンジンはうなっているのに速度は60km/h
なるほどー最近妙にスピードを上げ下げする車を見かけるのですが、これが原因かもしれないですね(^^;
日本人はあまりスピードメーターを見ないらしいですから~渋滞の原因の一つとも言われてます
LUXEL [2007年12月26日 1:04]
こんばんは。
Sレンジは、セミマニュアルモードの役割を果たしているような気がします(苦笑)
このレンジは、装着されていない車種もあり、一例としてはニッサンのノートやティーダなどですね。
私も少し前に1.5L仕様のカローラに試乗したことがありまして、下り坂のシーンでSレンジを使うと、エンジンブレーキの効きが弱く感じましたね。
EP82-SW20 [2007年12月26日 22:41]
>hotosaさん、こんばんは。コメントありがとうございますw

いえ、トヨタ車ではATの「2」に相当するギア比ですから、1・2速の変速になります。
ヨーロッパでAT車がCVTよりも4ATが売れている理由は、こんな理由も有るらしいです。
高速でのこの挙動に不満を訴えるドライバーは少なくないようで、私が2年前にこの話をセールスマンにしたところ、「その通りです」と既に認識されていました。
それでも、実車になかなか反映されていかない実情が今のトヨタのなのかなぁ、と思います。


>LUXELさん、こんばんは。コメントありがとうございますw

下り坂ではSモードは確かにエンジンブレーキになりますが、通常の下りでブレーキを踏んで自動でシフトダウンした場合(2段階あります)と、それ程大きな違いが有りません。
この場合、60km/hで2100回転で自動減速。
「S」にすると3000回転まで上がりますが、スロットルは全然閉じず、自動のエンジンブレーキよりやや強く減速感が有るのみで、エンジンがうるさいだけです(苦笑)
「S」をもう少しそれらしく使えるような設定にしてもらいたいです。
とげぴー [2008年1月24日 0:20]
こんにちは。
ウチの愛車もシエンタですが、Sモードは立体駐車場でグルグル回って上り下りする時に、使うものだと習いました。
確かに、上りは一定の速度で安定し、下りではエンジンブレーキが利きます。
わざわざSに入れるほどの効果を感じるかは、個人差がありそうです。
EP82-SW20 [2008年1月25日 22:03]

>とげぴーさん、こんばんは。コメントありがとうございますw

立体駐車場ですか!?
確かにそれには向いているかもしれませんね(笑)
でも、決して「スポーツドライブ」では有りませんよねw
私の場合、登りはまずDのままでしょう。
kazuki1641 [2008年7月14日 14:04]
こんにちは。

私もシエンタ乗りですが、Sモードは下り坂でのエンジンブレーキ(あまり効かないのはご存じですね)と、積極的に燃料カットを働かせる場合です。

CVTの燃料カットは緻密で絶対ということはありませんが、私がよく使用する方法を説明します。

走行 ⇒ アクセルオフ ⇒ ブレーキで減速 ⇒ 40kmでSにシフト(必ずブレーキを踏みながら) ⇒ 30kmになると燃料カット(タコメーターを見ていると判ります)

ブレーキを踏まないでSにシフトしても30kmから、燃料カットは働きません。但し、100%絶対ではありませんから。

一度、お試し下さい。でも、Dモードフォールドの方が楽で効率は一番でしょう(笑)

お邪魔しました。
EP82-SW20 [2008年7月14日 23:08]

>kazuki1641 さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

シエンタの登場する少し前の時代のAT車ですが、2000回転以上でエンジンブレーキを掛けるとフェーエルカットが効く、と聞いていました。
峠の下り坂でアクセルオフ、Sで下った場合とDで下った場合、前者の方が好燃費だったので、以来平地で走る時もSでエンブレかける習慣になっています。
Sのエンブレは、スロットルを車が閉じないようにしている感じですね(^_^;)

燃費は、エコ走りとストレスを感じない加速をする走りの差だけで、1km/Lは変わってしまいます。
エコ走りすると、「加速ボケ」という悪い癖が出てくるので、身の安全を考えると「非エコ」走りの方がお勧めな気がします。

しかし、教えて頂いた方法はまだ試していないので、明日以降試してみます。
貴重な情報、ありがとうございますw
ワゴンある [2008年7月22日 17:55]
私もCVTの加速、回転数とかが気になってました。

個人的な意見ですが、DレンジからSレンジにした場合は、一気に4000回転までいくけど、そのまま60km/h位まであげ、そこから3000回転に落としてやれば、すぐに100km/hまでいきます。
高速等では、そこからDレンジに戻しスピードを維持するのもアリかと思います。
Dレンジなら2500回転で、50km/hチョイ過ぎまで上げ、そこから2200回転に落とせば70~80km/hまですぐ出ます。

※ワゴンRでの話


しかし、ここまで回転数を上げないといけないとか軽四の運命ですかね(笑

普通車(Fit)なら2000回転いくかいかないかでもう60km/hまで軽く出るし・・・泣けるwww

EP82-SW20 [2008年7月22日 22:53]

>ワゴンあるさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

似たような使い方をしていますよ。
「スポーツ」とは言い難いのですが、40~60km/h程度で走行中急加速したい場合、一度DからSへシフトします。
すると無理してアクセルを踏み込まなくてもエンジン回転数を勝手に上げてくれるので、アクセルは後追いで踏み込みます。
その時にはエンジンは1000回転だったのが2000~3000回転まで吹け上がっているので、そこでDにシフトを戻す。
するとエンジン回転数そのままでギア比を高くしようとしてくれるので、車速の伸びが良いのです。
シエンタはエンジン制御そのものがスポーツに振っていないので、0~60km/h加速はパレットターボとほぼ同等ですよ。

ワゴンあるさんがAT限定免許でなければ、MT車の軽自動車を次回購入する事をお勧めします。
パレットのターボは、エンジンはとても元気良く吹け上がるのに、車速がついて来ませんでした。
MT車自体少ないので選択できないかもしれませんが、エンジンに対しての車速の反応は、AT車には無いものが有りますね。
ペーパー [2011年1月31日 23:49]
峠でSレンジは便利です。
D←→Sでスロットル一定。
EP82-SW20 [2011年2月1日 22:19]

>ペーパーさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw

Sは最近殆ど使いませんねぇ。
と言いますのも、エンジンブレーキにしてもあまり使う必要を感じない地域に住んでいるもので。
その方法は試した事がありません。
今度やってみますw


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