色々なケースで、「エンジンの空ぶかし」をやる事を見る。
ディーラーでも、調整でやっている。
最近では余り見ないけど、停車してエンジンを切る直前に、一回空ぶかしをする人も。
曰く、「エンジンに煤(すす。カーボン。)を溜めない為」
真偽はさておき、私は「燃費に悪いから」という理由でやった事が無い(苦笑)
でも、一つ懸念している大きな点が有る。
それは、エンジンの形式と年式とスロットルの仕組みこそ違えども、70型ヴォクシーのエンジンのオーバーホールの懸念。
というのも、過去に初代初期型シエンタで、煤溜まりから始まったであろう、エンジンのオーバーホールと言う痛い思いをしているから。
昭和の世代の人間だから、「エンジンは高回転で回さないと、そのうちに煤が溜まって調子が悪くなる。」と言う知識が有った。
一般的には3000~4000回転で回し続けると、煤が奇麗になる、そう言う話を聞いていた。
最近Keiワークスで煤払いのため高速を1区間乗って、5速100km/hで走行。
一番エコな5速でこの条件が満足できるのだから、「月に1回くらいは高速に乗ってこれをやるかな・・・」と思ったくらい、その後のエンジンレスポンスが良くなった(半月で元に戻ったけど(苦笑))
MT車の場合、常用回転域は、自分でギヤを選んで決められる。
敢えて高速に乗らなくても、低速ギアを選んで走れば「煤払い」は一般道での通常走行でも可能。
ところが、CVTのシエンタやヴォクシーは、常用回転域は1200回転程度。
そして、シエンタではそれが原因だったかわからないが、エンジンに煤がびっしり溜まって、最終的にはオイル漏れ迄発生し、エンジンオーバーホール。
(マニュアルモードとか、Sモード使えば「煤払い」はできるだろうけど、「大丈夫だから」って理由で1200回転設定、では無いの???)
因みに、この当時のコメントで、「きちんと整備していれば起きないのでは?」って言うものが有ったので、ここでも改めて補足しておくと、
・エンジンオイル 3000km 交換。
・CVTオイル 1万キロ 交換。
・その他の点検 トヨタメンテナンスパックに加入しているので、半年毎にやってます(今もw)
という事で、オーナーとして個人でできるメンテナンスを怠っていたわけでは有りません。
そのシエンタ、低速ノッキングや加速ボケが前兆で発生してましたね。
恐らく煤が溜まった影響と思われる。
ヴォクシーは製造年式が8年も新しくエンジン形式や制御方法も違うにしても、ほぼ同じ常用回転数設定。
Dモードで走っている限り、一般道巡行時のエンジン回転数は、ほぼ1200回転。(と言うか、そこに合わせようとしている感が有る)
「シエンタと同じ低回転を常用回転に設定していて、大丈夫か?」って過去の痛い思いから、煤が溜まって同じ症状が起きるのでは? と、購入当初から懸念はしているものの、現在5万キロ弱走行しているが、ヴォクシーには起きていない。
考えられる理由が一つ。
・シエンタはまともなフェールカットをしていなかった。 → 過去ログ
そりゃ、減速時でも生ガスが入り続ければ、不完全燃焼で煤が溜まるわな(><)
(ヴォクシーは、しっかりフェールカットしてます。)
ここからがタイトル。(前置きが長くてすみません(^^;))
もう一つの理由が最近見つかったので、ご紹介。
多分、ヴォクシーは、私の低負荷運転の影響で、余り煤が溜まっていないのでしょう。
こちらの動画で、2:00くらいの所から、その理由がわかると思います。
エンジンにカーボンが溜まる理由と除去する走り方【東京セイコー Vol.30】
という事で、高速道路では無いにしてもこの様な低負荷運転を気が付けば行っているので、余り溜まっていないのでしょう。
回転数を上げる、という事は、エンジンの発熱量を増やして煤を除去しやすくする、という事も有ると思います。
回転数を上げる = 燃料を余分に消費する という、燃費が悪化する行為でも有るので、なかなかやる気になれない(苦笑)
でも、たまには3000回転くらいまで高速に乗って回し続けた方が、エンジン自体の発熱量が高くなって煤の除去がし易くなるので、健康上は良いのかもしれませんw