タイトルの「只より高い物はない」
辞書で意味を見ると
「ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、かえって高くつく。」
とある。 →こちら
似たような言葉で、逆の意味と言える「損して得取れ」がある。
初めは損をしても、それをもとに大きな利益を得るようにせよ。
っていう意味。 →こちら
これは、初期投資(損)をして、その投資を上回る収益を上げる(得する)事と同じだと思う。
会社だったら新しいプロジェクトを実行するにあたり、この初期投資とそれに対する利益を天秤にかけ、「何年間後には初期投資分を回収できる」と言う目途が立って、プロジェクトを推進できる。
(要は、元が取れなくてはダメって事)
何を言いたいのかと言うと、今話題のLINEの話。
私は使っていないからよく知らないけど「無料で電話使い放題」のアプリ、らしいね。
知人・友人を含め、スマホを持っている人は結構利用しているみたい。
でもね、無料でサービスを提供するって言ってもね、企業って収益が無いと成り立たないわけよ。
社員に給料払えないでしょ。
だから、どこからかお金を得る手段を持っている。
例えば、有名なユーチューブ。
「広告収入」をスポンサー企業から得ている。
ユーチューブの動画では結構頻繁にCM(広告)が入り、「CMを消す有料利用方法が有ります。」とお誘いの広告まで出して来る。
ユーチューバーが職業として収入を得られるのも、これら広告収入や視聴者からの収入から分配されるわけで、
再生回数の多い動画がある → ユーチューブはCMを頻繁に入れる様になる → CMを煩わしく感じる人は課金して動画を見る → ユーチューブの収入になる → ユーチューブは社員に給料が払え、運営が続けられる
と言う、正しいシステムが成り立っている。
基本無料のオンラインゲーム、なんていうのも流行っていて、これも商法としては良いやり方だと思う。
「無料だからやってみるか・・・」で始めて、それにハマったユーザーがのめり込んでお金をつぎ込む、と言うのはよく有るよね。
それを言うなら、NHKの無料アプリ「らじるらじる」だって、実質無料じゃない。
私は受信料払っているから無料ってわけではない(ダウンロードするつもりはないけど(笑))。
「NHKから国民を守る党」の主張の中に、「『TVやラジオをお持ちでなくても、スマホで番組を視聴できますから、受信料を頂きます。』と契約させられた人がいる」、という「反NHK発言」も聞いた事が有る。
これが事実なら、「無料アプリ」って嘘で、「有料アプリ」だよね。
さて、LINEは使ったことないので(そもそもガラケーユーザーだからね)、その「無料」としているバックボーンがわからなかったけど、今回理解できた。
個人情報を盗むつもりだったかぁ、これは高く売れるわなぁ・・・
で、タイトルの「只より高いものはない」って話になるわけ。
LINE使っている皆さんには後で高いしっぺ返しが来る可能性が高いけど、その人達の発信履歴や着信履歴も盗まれているとすると、LINEユーザー以外にも被害が出てきそう。
知っている実例で、2年位前に知人宅の高齢者の「らくらくホン」に、ショートメールで「動画の視聴料が未払いなので、支払い手続きをしてもらいたい。この電話番号に連絡をください。」と通知がきたらしい。
その高齢者は動画なんて見る事もしないし、そのらくらくホン自体でネットにアクセスできるような契約をしていなかったため、知人はすぐにその電話番号を警察に連絡したそうだ。
今思えば「LINEからの情報流出?」と疑ってしまう。
そういえば、過去にこんな記事を上げていましたので、ご参考に。
上手い話には気を付けましょう。