今日NHKラジオで、「やさしさ」「絆」等、年末特集で心の温まる話題を放送していました。
そこで思い出したのがこの映画です。
随分前の頃の映画なので、違っているところもあると想いますが、簡単にあらすじを。
主演 さだまさし
共演 尾藤イサオ 原田美枝子
主題歌 道化師のソネット 作詞・作曲 さだまさし
残念ながら監督とその他の出演者は記憶にありません(失礼・・・汗)。
ストーリー
日本で初めてサーカスにピエロという地位を確立した人。
その人の実話を基にした映画、そう聞いています。
原田美枝子さん演じるヒロインはサーカス一座の関係者。
身近にあった出来事で、彼女は笑顔を忘れていました。
さだまさしさん演じる主人公はサーカスの魅力に惹かれ、サーカス一座に就職します。
尾藤イサオさん演じる先輩にしごかれ、どんどん芸が上達します。
やがて彼は彼女に惹かれ「笑顔を取り戻してもらいたい」と思うようになります。
「どうすれば彼女に笑顔が戻るのだろうか?」
考えた彼は、当時日本のサーカスに無かった「ピエロ」という役柄に注目、「自分でこの役をやってみよう。」と決め、踊り・パントマイム等「芸の道」の勉強を始めます。
そのかいがあって、彼はピエロとして一座の人気者になっていきます。
「彼女に笑顔を」と思って始めたピエロが、やがて多くのお客さんの笑顔を作る事になりました。
彼女の心のコートがようやく脱げる様になった頃、彼は突然一座を去る事になりました。
別れ際に彼の残した言葉。
「演技を続けてお客さんを笑わせて・・・」
彼の去った後、先輩の尾藤さんがピエロを引き継ぎます。
彼女は再び心のコートを身に着ける事になりますが・・・
おそらく「時の流れ」が再び彼女の心のコートを脱がしてくれた事でしょう。
暖かかった彼の想い出を胸に秘めて。
そしてエンディングにこの曲、「道化師のソネット」が流れてきます。
「♪笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために・・・」
「♪君のその小さな腕に支えきれない程の悲しみを、せめて笑顔が救うのなら僕はピエロになろう・・・」
「♪いつか真実(ほんと)に笑いながら、話せる日が来るから・・・」
余談です。
この映画は「道化師のソネット」という曲がきっかけで興味を持ちました。
当時ラジオから流れてきたこの曲のオープニングにある「♪笑ってよ・・・」
この最初の部分が一気に心の中に入ってきて、やがてレコードを買いました(CDができる少し前の時代です)。
歌詞をじっくり聴くと、私の想い入れのある地名が連想される歌詞でもあり、益々気に入りました。
2番目の「♪君の・・・」の部分は、阪神大震災の時にとある映像を見て、もう一つの真実がこめられているように感じました。
映画でも、主人公の残した言葉にそれが伺えます。
最近私の身近なところでも、「もう一つの真実」と言える例を垣間見ています。
最後の「♪いつか・・・」は、一言で言えば「絶望」している人に是非聞いてもらいたい部分です。
立ち直るきっかけになって欲しい、そんな歌詞です。
この映画とこの歌。
両方とも悲しい部分があるけれど、人の心のやさしさを表現している、そんな作品です。
コメント
- LUXEL [2006年12月30日 23:21]
- こんばんは。
人の優しさは大事ですよね。笑顔などの顔の表情や悲しい時の表情などもありますね。
生きている以上は「喜怒哀楽」は人間の感情表現だなととつくづく感じますね! - EP82-SW20 [2006年12月31日 23:28]
- こんばんは。
優しさは大事ですね。
でも不器用なためにその表現が下手で損している人もいるんですよw。
この映画の主人公も、どちらかというと下手だったので、最後に別れてしまうことになるのですけどね。
余り詳しく書いていませんが、一見の価値はあると思います。 - sheena [2007年1月9日 0:14]
- EP82-SW20さん、こんばんは。お招きいただき、本当にありがとうございます。
映画もあったのですね。知らなかったです。
私も悩んでいた時期にこの曲を彼がプレゼントしてくれました。
>彼は彼女に惹かれ「笑顔を取り戻してもらいたい」と思うようになります
この映画の主人公と同じように、きっと彼も感じてくれていたのだと思いました。今は私が連絡の取れなくなった彼を「えがお」にしたくて、ブログを書いています。でも、EP82-SW20さんの優しい記事を読んで、まずは私自身が「えがお」でいないといけないな...と感じました。ありがとうございました。
EP82-SW20さんも「えがお」いっぱいの毎日を過ごせますよう、応援しています。 - EP82-SW20 [2007年1月9日 21:31]
- >sheenaさん
こんばんは。
お越し頂きありがとうございます。
映画のタイトルが、イカロスの翼。
サーカスのピエロとどう結びつくのかも、映画をご覧になれば分かると思います。
私は余りビデオレンタルしないので、この作品が借りられるか分かりませんが。
TVで放送されれば良いのですけどね。
そうですね、「えがお」でいられる事はとても良い事だと思います。
私もsheenaさんに「えがお」が訪れる日が早く来る事を祈っています。
sheenaさんのブログがどこまでその役目を担ってくれるか、ですねw
私にもエールを頂き、ありがとうございます。
「笑顔」は毎日一回はありますよ。
作り笑顔でも脳にドーパミンというホルモンが分泌されて、ストレス解消の一役を担うらしいですね。
でも泣きたい時は無理をせず泣いた方がいいかもしれませんね。
「えがお」にはなりたいですけど、・・・いつなれるかなぁ(苦笑) - sheena [2007年1月12日 12:58]
- EP82-SW20さん、こんにちは。
私のブログに沢山のコメントありがとうございます。実はまだ返事できておりません。。。すみません。
ちょっと落ち込んでしまって、全然前向きになれなくて、ブログから離れてしまっていました。でも、EP82-SW20さんや皆さんからの嬉しいコメント、そして記事を読ませていただき、やっと元気が出てきました。今夜は記事のUPとコメントのお返事ができそうです。
>私もsheenaさんに「えがお」が訪れる日が早く来る事を祈っています。
あたたかい励まし、本当にありがとうございました。元気が出ます!
>作り笑顔でも脳にドーパミンというホルモンが分泌されて、ストレス解消の一役を担うらしいですね。
良かったぁ。作り笑顔は得意です!
>でも泣きたい時は無理をせず泣いた方がいいかもしれませんね。
はい、最近はあふれる涙を我慢できないくらいでした。
♪涙の数だけ強くなれるよ♪...ですかね?(^ ^)
私にとっては、EP82-SW20さんが「えがおのもと」となりました。ありがとうございました。 - EP82-SW20 [2007年1月12日 22:48]
- こんばんは。
数日ネットでお見かけしなかったのでお仕事か体調不調かと思いましたが、雨模様の曇り空だったのですね。
余りご無理をなさらないで、都合のつく時にネットをされた方がいいと思います。
私もコメントこそ皆さんの所に書きに寄っていましたが、今週、というか平日は自分のトピックなんて書いている時間もなかなか無くて(苦笑)
コメントを書く人が増えるに連れて、時間がなかなか取れなくなりますよねw。
岡本麻夜さん(←この漢字でしたっけ?)のトゥモロウですね。
この曲も心に勝手に入ってきた曲の一つですよw
私がsheenaさんの「えがおのもと」ですか?
ありがとうございます。
「道化師のソネット」を知っていてよかったですw。 - きのこ [2009年5月30日 22:29]
- なつかしい(*^_^*)
私ももちろん見ましたよ☆
かなり前に・・・・その頃は東京でOLしてました^^;
今の歌って何回聞いても覚えられないけどあの頃の歌はみんな覚えてる。詩がいいんですよね~。
さだまさしのピエロ・・今思うと笑っちゃいます - EP82-SW20 [2009年5月31日 21:54]
>けいづか木の子さん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
花のOLの時代でしたか、それは懐かしいですねw
私は学生時代だったかな?
私も映画を見た口ですよ。
綱渡りはさすがにさださんではなかったみたいですね。
でも、感動した映画でしたw- ドン [2009年9月15日 12:40]
- 「飛べイカロスの翼」で検索していましたら、ここで話題になっておりましおたので寄らせていただきました。
じつは全国で上映会を企画・運営しております。
今月は長崎での上映会が決まっています。
「翔べイカロスの翼」長崎上映会
<長崎会場>
■期日:9月22日(火・祝)
■会場:NBCビデオホール
■時間:午後の部のみ 13:30~開場 14:00~上映
■料金:1500円(一律)
■アクセス:長崎駅電停より「蛍茶屋」行き 「桜町」下車
長崎駅より徒歩7分
■販売:チケットぴあにて好評発売中!
■Pコード:555-447
それ以外にもいろいろ情報を掲載しておりますので、よかったらこちらのホームページにもお立ち寄りください。 - EP82-SW20 [2009年9月15日 23:51]
>ドンさん、こんばんは。 コメントありがとうございますw
「蛍茶屋」なんて懐かしい・・・。
「紫陽花の歌」でしたっけ、出てきますよね。
情報ありがとうございますw
あなたのブログにコメント投稿されたものです。