以前、「15年前のMT車の方が、今のHVCVT車より、ドライバーの操作次第で燃費が稼げる理由とは・・・」なんて偉そうなタイトルの記事をアップしましたが・・・
この記事をきっかけに、ある事を検証中。
それは、「条件次第で勝手に外れてしまうトルコンロックを、ドライバーの操作で復活させる方法」です。
詳しくは前回の記事に書いてありますが、簡単に言うと・・・
1.平地での減速状態では10km/hくらいの速度までトルコンロックが効いていて、フェーエルカットもしている。
(スぺギアはマイルドHVだから、エネルギー回収もしてくれる。)
2.下り坂では、先行車に詰まるなどして40km/h以下になった場合、気が付かないうちにトルコンロックが外れている。
この状態ではエンジンはアイドリング状態になってしまい、フェーエルカットはしない。(当然、エネルギー回収もしない。)
3.この後下り坂が続く場合、Dモードで走っていると、平地に出て一度加速状態にならない限り、まずトルコンロックをしようとしない・・・(当然、フェールカットしないから、燃費が悪くなる・・・(><))
という事で、アップダウンを走る機会の多い私の生活環境では、MTのKeiワークスの方が、HVのCVTで有るスペーシアギヤより、カタログ燃費に対する実燃費の比率 で、燃費の成績が良い、という現実が有るのです。
(勿論、絶対値ではスぺギアが勝つけどね・・・でも、まだ、生涯平均で2km/L以上差が出ない・・・)
カタログ14.4km/Lに対し16km/L近い燃費を出しているヴォクシーは、最近は極力峠道を走らないで済むルートを通っているから、燃費が良い と言うのは有る。
その分、CVTには条件の不利な道をスペーシアギアが担当している、と言うのも有るから、一概にスペーシアギアがヴォクシーに対しての燃費比率が悪い、とは言えない。
それは踏まえて貰って、ここのところ下り坂で、わざとトルコンロックが外れる状態にして、色々検証しています。
(その分、燃費は落ちますが、今後の燃費向上の為に(苦笑))
まず、わかった事。
普通のCVTでBモード状態(MTモードの1速)にすると、トルコンロックが復活する。(スぺギア・ヴォクシー共)
これも、それなりの下り坂でそれなりに速度が勝手に上がらないと、車が必要と判断しない為か、マニュアルモードで1速にしてもすぐにはロックしてくれません(苦笑)
そして、ロックアップしてフェールカットはしているものの、スぺギアは回生ブレーキでなく、発電ブレーキを使っている模様。
この検証は、MT車・CVTの2台も3速までしか上げられない急な上り坂を、逆行して下って試してみました。
勾配表示は無いけど、12%くらいは有りそう・・・。
坂の上でMTモードにして、ブレーキ解除。
1速のまま放置しても勝手にエンジンブレーキはかかるけど、エンジンが5000回転くらいまで上がって唸るだけでトルコンロックしないまま・・・。
すると、速度が40km/h位まで上がると(スタートから大体5秒くらいかかる)、トルコンがロックして減速してくれます。
この時は、MTで4速まで上げてみましたが、途中ロックは解除しなかったですね。(尤も、その時は60km/h位まで加速して上がってましたから、車がエンジンブレーキを必要と判断するには十分な条件だったと思います。)
因みに、Dのままでスタートして試した場合は勝手に高いギアを選んでいくので、そんな急坂でもロックする気は皆無・・・。
と言う事で、下り坂で前に詰まってトルコンロックが外れた場合、MTモードの1にして少し我慢していれば、再びトルコンロックしてフェールカットが復活する、と言う事がわかりました。
前が詰まった場合、1速のまま我慢すれば復活はする、って事だから、まずは一つ方法を見つけたわけ。
でも、これだけでは不十分なんだよねぇ・・・。
と言う事で、次回に続きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます