エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ピサの斜塔

2012年07月28日 | 旅行


ピサの斜塔である。
傾いているため、あまりにも有名な観光名所となってしまった。

さらには、ここでガリレオ・ガリレイが落下の法則を実験したことでも有名である。
ガリレオは、コペルニクスの地動説を証明した学者として有名である。
このためローマの異端審問所に召喚され宗教裁判にかけられた。







「斜めの塔幾年経たる草いきれ」





ガリレオは科学の問題について教会の権威やアリストテレス哲学に盲目的に従うことを拒絶し、哲学や宗教から科学を分離することに寄与し、「科学の父」と呼ばれることになる。

有罪とされたときに、「それでも地球は動いている」そう言ったというのである。
信念の学者である。



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  荒 野人

ヴァチカン市国

2012年07月27日 | 旅行
バチカン美術館の写真バチカン美術館 (トリップアドバイザー提供)

入口広場である。

サンピエトロ大聖堂の写真サンピエトロ大聖堂 (トリップアドバイザー提供)

サンピエトロ大聖堂の写真サンピエトロ大聖堂 (トリップアドバイザー提供)

世界で一番小さな国である。
キリスト教の総本山であって、独立国である。



市国の旗である。
独立国である以上、警備はスイス人の傭兵が担当する。



スイスの傭兵である。
しかしながら基本的な警備はイタリアの警察である。

ヴァチカン市国は、兵力は保持していないのである。

システィナ礼拝堂のミケランジェロの壁画はつとに有名である。
ぼくは、この壁画を洗う前に見ている。
洗浄した後は、鮮やかな空が蘇ったという。
楽しみである。





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  荒 野人

トレビの泉

2012年07月26日 | 旅行
ナヴォーナ広場の写真ナヴォーナ広場 (トリップアドバイザー提供)

トレビの泉である。
要するに街中にある噴水である。





「噴水やコイン投げ入る異邦人」




この池に背中を向け、コインを投げ込むと、再びこの地を訪ねることができるという言い伝えがある。
従って、池にはコインがキラキラと光っている。
誰もが、再訪したい観光地であるのだろう。

トレヴィの泉トレヴィの泉 (トリップアドバイザー提供)

ぼくがここを訪ねたのは、晩秋であった。
観光客は少なかったけれど、快適な気候であった。

スペイン広場の石段の下では屋台の「焼き栗屋」が出ていた。
甘い栗であった。

初老のご婦人グループが観光に来ていて、嬌声が上がっていたものだった。
財布の口を無防備に開け「あと幾らある!」などと会話している。
これではスリを呼んでいるようなものである。

この場所は特に、犯罪が多いのである。
今回も気をつけなくてはいけない!!



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  荒 野人

ナポリ

2012年07月23日 | 旅行
サンタルチア港の写真サンタルチア港 (トリップアドバイザー提供)

ポジリポの丘の写真ポジリポの丘 (トリップアドバイザー提供)

ナポリ港は、世界三大夜景の一つである。

ナポリを見て死ね!
と言われてきたのである。

それほど美しい港町であり、夜景である。
「世界三大夜景」は世界ではそういった分類はしない。
日本だけの三大夜景である。

従って、三大夜景は、このナポリ、香港、そして函館である。

我田引水的な三大夜景ではある。





「夏の陽や耳朶に残れるカンツォーネ」





カンツォーネにも歌われる。
「ナポリ、夢の町・・・」である。
日本的なスパゲッテイ「ナポリタン」もこの地名から名づけられたのである。
あのトマト・ケチャップたっぷりの赤いスパゲッテイである。
カキフライやカツ弁当、果ては海苔弁の端っこの方に彩り豊かに添えられているそれである。





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  荒 野人