春の兆しが、次第に濃くなってきている。
しかしながら、寒の戻りは厳しい。
刺すような大気は、胸にひびくのである。
昨夜、とある遊歩道を歩いていると何処からか香しさが・・・。
馥郁と香っているのであった。
蕾はまだ固いけれど、数輪の花が開いている・・・。
沈丁花であった。
「宵の口幽かに聞けり沈丁花」
ほんの数輪だけれど、香りが立っている。
香りを、宵の中で聞いている。
なんという風情であろうか。
正しく春の兆し、であるのだ。
荒 野人
しかしながら、寒の戻りは厳しい。
刺すような大気は、胸にひびくのである。
昨夜、とある遊歩道を歩いていると何処からか香しさが・・・。
馥郁と香っているのであった。
蕾はまだ固いけれど、数輪の花が開いている・・・。
沈丁花であった。
「宵の口幽かに聞けり沈丁花」
ほんの数輪だけれど、香りが立っている。
香りを、宵の中で聞いている。
なんという風情であろうか。
正しく春の兆し、であるのだ。
荒 野人