今日は大晦日である。
2012年は愛おしい日々が続いた。
愛おしいけれど、懊悩する日々もあった。
街の灯がこれほど懐かしく、夕陽の赤さがこれほど痛かった一年も無かった。
周りの群像の無神経さや、価値観の違いも痛いほど理解できた。
性善説の弱さも靭さも迎い入れなければならないという現実にも、この年になって・・・やっと目覚めたと言うべきか!
昨日・・・晦日は終日雨のカーテンに閉ざされた。
とりわけ夕刻には「車軸を流す」雨であった。
大晦日の今日、雨後の曇天である。
これが、新たな年を迎えようとする準備なのかもしれない。
「大晦日誰の上にも讃歌あれ」
雨滴で装う木々は、生きている。
例えば、緑を失いながらも生きている。
だがしかし、明日は待っている。
誰の上にもだ。
自然のその優しが嬉しい。
皆さんに、素晴らしい年が訪れますように。
荒 野人
2012年は愛おしい日々が続いた。
愛おしいけれど、懊悩する日々もあった。
街の灯がこれほど懐かしく、夕陽の赤さがこれほど痛かった一年も無かった。
周りの群像の無神経さや、価値観の違いも痛いほど理解できた。
性善説の弱さも靭さも迎い入れなければならないという現実にも、この年になって・・・やっと目覚めたと言うべきか!
昨日・・・晦日は終日雨のカーテンに閉ざされた。
とりわけ夕刻には「車軸を流す」雨であった。
大晦日の今日、雨後の曇天である。
これが、新たな年を迎えようとする準備なのかもしれない。
「大晦日誰の上にも讃歌あれ」
雨滴で装う木々は、生きている。
例えば、緑を失いながらも生きている。
だがしかし、明日は待っている。
誰の上にもだ。
自然のその優しが嬉しい。
皆さんに、素晴らしい年が訪れますように。
荒 野人