初夏の六義園は、躑躅と泰山木の花が良い。
とりわけ、回遊式の大名庭園として水の面の揺らぎも良いのである。
ぼくは六義園には、1人で出かける事が多い。
散策途中の茶屋で、和菓子とお抹茶を頂くのが大好きである。
この日も又、1人で出掛けた。
泰山木の樹の下を通り過ぎる時、甘やかな匂いが落ちかかって来た。
思わず深呼吸する。
「回遊の大名の庭船遊」
こうした気分のリフレッシュは、句作にとって不可避な行為である。
ぼくは、屋外に出なければ俳句が詠めない。
さりげない風景に、ぼくは詩を読み取りたいと思っている。
自然の営みは、自ずから詩を詠っている。
青紅葉のさりげない風情に、季節の移ろいを感じ取る。
おそらく・・・死ぬる時までそうしているだろうと思う。
荒 野人
とりわけ、回遊式の大名庭園として水の面の揺らぎも良いのである。
ぼくは六義園には、1人で出かける事が多い。
散策途中の茶屋で、和菓子とお抹茶を頂くのが大好きである。
この日も又、1人で出掛けた。
泰山木の樹の下を通り過ぎる時、甘やかな匂いが落ちかかって来た。
思わず深呼吸する。
「回遊の大名の庭船遊」
こうした気分のリフレッシュは、句作にとって不可避な行為である。
ぼくは、屋外に出なければ俳句が詠めない。
さりげない風景に、ぼくは詩を読み取りたいと思っている。
自然の営みは、自ずから詩を詠っている。
青紅葉のさりげない風情に、季節の移ろいを感じ取る。
おそらく・・・死ぬる時までそうしているだろうと思う。
荒 野人