台湾の街角で赤い、ブラッシの花が咲いている。
けれども「ブラッシの花」とは違う。
花序の咲き方では無い。
赤く一輪の花が点々と咲いているのである。
何処からともなく「あれ、合歓の花じゃあないの!」
だがしかしぼくは「違うんじゃないの!」と答えた。
ぼくのイメージの合歓の花とは違っているのであった。
でも・・・合歓の花であった。
ぼくのイメージは「緋扇を重ねて床し合歓の花」であって、ポツンポツンと咲く花じゃあない。
この黄色は、キンポウゲ科の花である。
名前は何度確認しても忘れてしまう。
ブーゲンビリアである。
やはり南の国である。
これはホテルのフロントである。
なかなか素敵なホテルであった。
ホテルの通り向こうにはお寺があった。
金ぴかの光り物が好きな民族である。
それはそれで微笑ましくも敬虔な民族の証である。
「八角の匂いの流る初松籟」
「初髪や初老の婦人の言葉美し」
今年の初詣は、この寺院となった。
無宗教を任ずるぼくとしては、それはそれで良い事柄ではある。
一時でも、頭を垂れる心穏やかな祈りの時間過ごせたからである。
寺院では梅の花が満開であった
荒 野人
けれども「ブラッシの花」とは違う。
花序の咲き方では無い。
赤く一輪の花が点々と咲いているのである。
何処からともなく「あれ、合歓の花じゃあないの!」
だがしかしぼくは「違うんじゃないの!」と答えた。
ぼくのイメージの合歓の花とは違っているのであった。
でも・・・合歓の花であった。
ぼくのイメージは「緋扇を重ねて床し合歓の花」であって、ポツンポツンと咲く花じゃあない。
この黄色は、キンポウゲ科の花である。
名前は何度確認しても忘れてしまう。
ブーゲンビリアである。
やはり南の国である。
これはホテルのフロントである。
なかなか素敵なホテルであった。
ホテルの通り向こうにはお寺があった。
金ぴかの光り物が好きな民族である。
それはそれで微笑ましくも敬虔な民族の証である。
「八角の匂いの流る初松籟」
「初髪や初老の婦人の言葉美し」
今年の初詣は、この寺院となった。
無宗教を任ずるぼくとしては、それはそれで良い事柄ではある。
一時でも、頭を垂れる心穏やかな祈りの時間過ごせたからである。
寺院では梅の花が満開であった
荒 野人