朝方、ぼくの部屋から吊してある柿がシルエットで浮かんでくる。
朝の陽射しの凛冽さが、柿を生き生きと映すのだ。
ぼくの机は、本と書類と・・・書きかけの原稿と、そして句帳で溢れている。
従って、朝方の凛冽の光の中でしかお見せできない。
そろそろ、干し始めて10日を過ぎる。
吊るし柿らしくなっている。
もう、優しく揉んであげないと変に堅く干し上がってしまうらしい。
で、家人がほしものの後に優しく揉んでいるらしい。
「朝の陽や色まで透す柿簾」
朝方の光の中で、一人じっとしていた。
句が下りてきたのだけれど、上等な句にはならなかった。
今日は夕方、富士山を見に出かけようかと思っている。
ビルの狭間から見える富士山は、大きく見える。
それが楽しみである。
荒 野人
朝の陽射しの凛冽さが、柿を生き生きと映すのだ。
ぼくの机は、本と書類と・・・書きかけの原稿と、そして句帳で溢れている。
従って、朝方の凛冽の光の中でしかお見せできない。
そろそろ、干し始めて10日を過ぎる。
吊るし柿らしくなっている。
もう、優しく揉んであげないと変に堅く干し上がってしまうらしい。
で、家人がほしものの後に優しく揉んでいるらしい。
「朝の陽や色まで透す柿簾」
朝方の光の中で、一人じっとしていた。
句が下りてきたのだけれど、上等な句にはならなかった。
今日は夕方、富士山を見に出かけようかと思っている。
ビルの狭間から見える富士山は、大きく見える。
それが楽しみである。
荒 野人
寒風にさらされ、朝一番の光をたっぷり浴びて、人の手を加えて、滋養たっぷり!
窓辺につるされた干し柿のお写真を拝見しました時、
それを目にしながらの書き物などお洒落だなあと感じたものです。
普段の生活です。
誰かが食べて、誰かが喜ぶ。
そんな単調な生活・・・日常のリズム。
そこから紡ぎだされる、詩が欲しいのです。
それは、新鮮な発見。
それは、新鮮な感動。
新鮮である事が感じられなくなって、久しい。老人的徘徊せいかつからの脱却を果たしたいものです。