エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枯尾花

2017年11月19日 | ポエム
冬芒・・・でも良い。
冬も大分深まった頃、季語としてその力を発揮する。



この枯れ具合は、相当早いのかもしれない。



けれど、芒が枯れる事をこれほど慈しむ日本人の感性には感服する。
その優しさに、である。







「芒枯る人の思いの深さほど」







あまりにも有名な句は、飯田蛇笏翁の句である。

「をりとりてはらりとおもきすすきかな     蛇笏」



ぼくたちが、これほどの実在感を詠み下す事は不可能である。
けれど、この感性に学ばなければなるまい。



ましてや、蛇笏翁は我が故郷の俳人である。


      荒 野人


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2 コメント

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感性 (kei)
2017-11-19 17:58:24
初めまして。
とは申しながら、ずいぶん以前から時々お訪ねさせていただいております。「

「この感性に学ばなければなるまい」、
こちらにお訪ねするたびに、私は荒 野人さんの感性に打たれ、お言葉を味わっておりました。
思い切ってコメントさせていただくとともに、読者登録をさせていただきます。
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keiさんへ! (荒 野人)
2017-11-19 21:07:11
こちらこそ、コメント残して頂いて嬉しいです。
もうすっかり鈍ってしまった感性を、何とか研ぎながら書き次いでおります。
このところ、ぼくも書き物にかまけて少しばかり怠惰な生活です。その乱れが、文章に出てしまっていますね。
これに懲りずに、またおいで頂ければ嬉しいです。
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