昨夜、NHKで放送していた大阪都構想の選挙結果は面白かった。
前回同様に大接戦で、途中での予測は不可能でした。
結果は反対が多くて、おおさか維新の会が提案した「大阪都構想」は二度目の否決となりました。
松井一郎市長・吉村洋文知事、そして「おおさか維新の会」の大阪での人気は高く、賛成が大きく上回ってもおかしくない状況なのに・・・
これは前回の橋下徹・元知事の時に行われた時も同じでした。
大阪の知事や市長はタレントや自民党系の議員など、誰がやっても長年にわたり赤字財政から抜け出せなかった。
それを、、、
今思えば橋下徹が率いるおおさか維新の会がリーダーを務める様になって、一瞬で黒字転換させた。これはすごい事で、その事によって既得権益を失う人たちからは「殺す」とまで脅されても、やり遂げたのは素晴らしい。
橋下徹氏のキャラクターで人気を集め、実績を残して支持を不動のものとした。
・・・・でも。 おおさか維新の会の看板政策でもある「都構想」は受け入れられない。
何故か???
これは「都」構想だからです。
これが大阪独自の「府」構想なら、たぶん大阪府民は受け入れるでしょう。
私は30才~50才まで約20年間大阪で生活して一番感じた事は、「大阪は大阪でありたい」と言う府民の気持ちです。
都構想の「都」は東京を連想させます。 現実に東京の様に都区制度にすると言ってしまってるんです。
大阪府民にとり東京の真似をするのは感覚的に受け入れにくいんです。
松井市長や吉村知事がいくら説明しても、心の何処かでしっくりこないんです。
歴史的にもお隣さんの奈良や京都に都(みやこ)が有り、大阪は都(都)とは違う文化を作り上げて、それに誇りを持っているのです。そのDNAは都(みやこ)が東京になっても延々と続いています。
「都」構想 の是非を問うのは・・・
野球の阪神ファンに 「巨人の様になりたいですか???」と聞いているようなものなんです。
この答えは言うまでもなく「NO
」です。