日本学術会議の推薦者6名を任命しなかったことで菅首相は攻撃されています。
首相になって最初の攻撃です。
これをどの様に乗り切るのか楽しみにしていたのですが、、、
そもそも、後からどんな理由を付けても内閣官房副長官が菅首相に気を利かせ、過去に政府の方針に反する意見を言った人たちを排除し、それを菅首相が承認したのは明白です。
「気に入らない奴を任命しなかった。それだけだ。」とトランプの様に居直る事の出来ない日本の首相と言う立場。
言いたくてウズウズしても、口が裂けても言えないですよね。
現在の内閣官房副長官は杉田和博、、、、影の総理です。
この人と同じように言われたのが石原信雄・元内閣官房副長官です。この石原氏は竹下から村山まで7つの内閣で、その地位についていました。 現在の杉田氏も8年近くなり、石原氏と並ぶ長期にわたっています。
内閣官房副長官は内閣に置いて、事務方のトップです。 政策だけでなく人事もすべて首相に行く前に、この内閣官房副長官の所を通ると言っても良いでしょう。
そんな重要なポストなのに石原氏の様に政党の違う首相になっても、その地位にとどまり続けるのです。
この2人の共通点は出身が警察庁と言う事で、情報収集のプロです。
自分に意に反するする省庁の幹部や政治家の知られたくない汚点を「何時か使える」と保存している情報は沢山あるんでしょう、それをたまに親分(首相)の為に使うんです。この方法はあの「文春砲」とよく似ています。
大した情報でなくても、それを使うタイミングさえよければ重要な情報として力を発揮します。
警察庁出身と言えば後藤田正治も同じです。この三者、思想も手法もよく似ている部分が有ります。
それは親分(首相)の痒い所に手が届くんです。しかも、しっかりとかいてくれるもんだから親分は気持ちが良いんです。
政治家の官房長官とは違って、かなり強引な手段もとって親分(首相)を満足させる。
ですから自民党が使っていた内閣官房副長官(石原信雄)でも、民主党になっても使い続けたんです。
話が内閣官房副長官の方に行ってしまいましたが、、、、
菅首相たちは日本学術会議の問題点を言って、それが任命しなかった理由の様に言っています。
メンバーが国立大学に偏っているとか、名誉職の側面があるので推薦する事が権益になってるとか、、、
しかし、まったく理由にはなっていません。
何故なら、、、本質的な問題点が別物です。
法や前例から言っても野党やマスコミの言ってる事が正論です。
それでも菅首相はこの件を乗り切りますね。
その理由は、、、
菅首相の知恵ではなくて、問題が浮世離れしていて国民には「どうでも良い事」になり時間とともに消えます。
あまり縁のない大学の教授たちと首相のトラブルです。
それを一部の野党の人の様に科学者たちを委縮させてしまうとか、この学術会議の意味が無くなるとか・・・
そんな意見は少し時代錯誤もはなはだしい感じです。
萎縮は、、、今の時代は戦時中と違って情報発信が一般国民にも簡単に出来ます。つまり、政府に反発する力が昔とはけた違いに大きくなっています。理不尽な圧力に簡単に屈するような人々ではありません。
存在意味は、、、この学術会議の様な科学者たちの集まりが作られた理由は、戦争している時に、軍に科学者が取り込まれてしまった。人々の役に立つための科学が戦争に利用された反省から、科学者集団を独立させたのです。
こんな組織は他国も有りますが、それらは民間だったり半官半民だったりで、日本の様に内閣の下に置かれているのは珍しいと言うか、他にはないかも・・。
内閣の下に置いて、その社会的地位を保障すれば「偉い人」になってしまい、権益が発生するのも自然でしょう。
学術会議が民間で組織運営をする方向に自ら動かなければ、本当の問題解決にはなりません。
その決意が彼らにあるか・・・疑問です。
やはり、この問題は国民にとって身近な問題ではありません。
どこかの大学教授が任命されようが拒否されようが、、、
野党の政府攻撃は、仮にどんなに正しくても、国民に関心の無い事は空砲に終わります
物事を斜めから見る枝野幸男。 その枝野のコピー人間の福山哲郎。 失礼で生意気な安住淳。
そんな連中の立憲民主党に「頑張れ」とエールを送りたくなるほどの状態ですね。
もっと政策的に統一された大きな野党政党が出現しないと日本の政治は良くならない。